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退去立ち合いで大家業の価値を再確認!

2022.10.27

先日、退去立ち会いに行ってきました。

通常、原状回復工事の業者さんに退去立ち合いまでお任せしているのですが、今回、日程がどうしても合わず、自分で退去立ち合いしてきたのです。

約束の時間ちょうどに訪問すると、玄関ドアを開けて掃除している入居者さんが見えました。

挨拶をすると、「すみません、まだ床掃除が終わっていなくて・・・。大家さんが来るまでに全部終わらせようと思っていたのですが、間に合いませんでした。」とのこと。

お部屋を確認してみると、掃除されたからなのか、使い方がよかったからなのか、非常にキレイな状態。

この入居者さんは猫ちゃんを飼われていたのですが、強いて言えば、柱の一本のクロスに引っかき傷があるだけで、クロス貼り替えはこの部分だけで済みそうな程度でした。

ご夫婦と猫ちゃんでの入居でしたが、今回、お子様が生まれたことによるお引越しです。

旦那さんが車に荷物を積み込んでいる間に奥さんとお部屋の使い勝手などについて、お話しすることができました。

すると、「住んでいてすっごく楽しいお部屋で、とても気に入っていました。おかげで赤ちゃんもできて、思い出もあるお部屋です。不具合などがなかったのはもちろん、実は次の引っ越し先として戸建を建てたのですが、このお部屋の間取りをそっくりモデルにさせていただきました。それぐらい好きなお部屋だったんです。」と涙が出そうなほど嬉しいことを言ってくれました。

こういう一言がもらえるのって、本当に大家冥利に尽きますよね。

リフォームしたり、建物を企画したり、また、トラブル対応をしたりするのは、もちろん賃料のためではあるのですが、こういう、魂のご馳走を獲得するために活動している、というのもあると思うのですね。

不動産投資・賃貸経営って、楽しいことばかりではなくて、ツライこともストレスのかかることも多いですが、入居者さんからの有難い一言で、そういったことも一気に吹き飛んでしまいます。

ちなみにこのお部屋は、ヤドカリ投資法の一環で私自身も過去に住んでいた物件です。

ヤドカリ投資法とは⇒ https://www.superfp.com/blog/?p=5824

私にとっても愛着があった物件なだけに、今回の入居者さんの人生の一時期に貢献できたことを本当に嬉しく思います。

お引越しされてしまうことは悲しいし、また入居募集をしなければならないのでしんどいですが、この御家族の新生活を心から応援したいです。

お見送りしたあと、空室になってしまった物件に滞在しながら、過去客付けしてくれたいくつかの仲介営業マンに電話をして、入居募集を依頼しました。

また入居募集のスタートです。

不動産投資は入退去の繰り返し。

ほんと空室は嫌なものですが、新たな出会いを期待しながら、空室対策・入居募集を頑張りたいと思います!

まとめ:
タイミングをみて退去立ち合いしてみる。
直に入居者に触れると貴重な意見をもらえることもある!

今回は、退去立ち合いでお部屋の価値を再確認できた経験談をお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。