エアコン2027年問題、もう勘弁してください
エアコンや給湯器が本当によく壊れます。
私は物件を自主管理していますが、その中でも緊急性の高い問い合わせのダントツ一位がエアコン・給湯器に関する連絡です。
今年の夏も何件かエアコン対応でバタバタしました。
長いものは10年、15年選手もいますが、短いものだと5、6年で故障するものもあります。
エアコンの故障時には、修理対応するか、新品交換するかでいつも判断に迷いますが、修理費用で数万円かかってしまう場合は、いっそのこと、新品交換の方がお得なんじゃないか・・・と毎度思ってしまうところです。
そんな時に、「エアコン2027年問題」というネット記事が目に入りました。
エアコン2027年問題というのは、「2027年度から施行される新たな省エネ基準により、現行のエアコンが製造・販売できなくなる可能性がある問題」とのことです。
これをみて、正直なところ、「もう勘弁してくれよー。」と思ってしまいました。
世の中何でもかんでも、省エネとかエコとかに傾注し過ぎていないかといつも思っています。
省エネもエコも、確かに大事なことなのかもしれませんが、それを目指すあまり、貧しくなってしまったり、コストが上がって暮らしにくくなってしまっている状況もかなりあるんじゃないかと思うのですね。
エアコンの修理費やエアコン本体の価格は、これから値上がりしていくことが確実です。
その影響により、大家さんが修理や新品交換ができなくなってしまったら、入居されている方も困りますものね。
もちろん、「エアコンなど、生活に必要な設備トラブルの即時対応は大家の“義務”だ!」と言われてしまえばその通りなのですが、それでもこの流れはあまりにもひどいなと思ってしまうところです。
話は逸れるかもしれませんが、個人的にエアコンは、省エネとか高機能のものではなく、単機能のシンプルなエアコンの方が好きです。
お掃除機能なども要りません。
下手に高機能がついていると、エアコン分解洗浄のコストも高くなって良いところがないと私は思っています。
とはいえ、もう決まっているこのエアコン問題は変えようがないので、対策を考えておかないといけません。
まずできることは、10年超え選手はもちろんのこと、そろそろ故障しそうな年次のもの(設置後7~8年ぐらいのもの)をピックアップしておくことでしょうか。
まだ優に1年はあるので、その間に先手を打って、早めの交換をしていくのも一つの方法です。
また、やり手の大家さんは、今のうちにエアコンをストックしておく、という方もおられます。
もちろん、保管場所などは必要になりますが、これも賢いやり方ですよね。
「エアコン2027年問題」を引き続き、注視していきたいと思います。
まとめ:
エアコン・給湯器など、故障で緊急対応が必要になる設備には日ごろから気を付けよう!
今回は、「エアコン2027年問題」について感じたことをお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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