PAGE TOP

口座のお金の動きは常に見られている

2025.11.13

大きなお金の動きがあったので、お電話しました。谷本さん、今、定期預金のキャンペーンをやっていますが、この機会にどうでしょうか。」

メインバンクにしている銀行の営業マンから突然電話がかかってきました。

その前日に、久しぶりに役員借入金の返済(個人が法人へ貸し付けていたお金の法人から個人への返済)を行ないました。

かなりの金額になっていたためまとまった資金移動となり、その動きを見た営業マンからの電話でした。

定期預金のキャンペーンといっても金利がわずかにUPするだけのもので、あまり魅力を感じません。

なので、また次回お会いする時にでも内容を聞かせてください、とだけ答えてその場を終えました。

このことからも分かるのですが、私たちの銀行口座は常に銀行からチェックされていると思っておいた方がいいです。

収入はもちろんのこと、ローンやクレジットカードの返済、その他の各種振り込みに至るまで、ありとあらゆるものが口座を通すことで銀行に対し、オープンになってしまいます

こんな話を聞いてしまうと、「銀行に見張られているようで嫌な感じ。できるだけ銀行を通したくないな・・・。」などと思ってしまいがちですが、それは片手落ちな考え方です。

というのも、見られているからこそ、

・変なお金の使い方や無駄遣いをしていないこと。
・健全な経営をしていること。

を、逆に日々「示すことができる」のが預金口座だと考えることもできます。

以前、かなり関係のできていた銀行の担当者が教えてくれたのですが、

・決算書や確定申告書の内容は、銀行はもちろん重要視する。
・しかしそれと同じぐらい、もしくは、それ以上に預金口座の日々の動きも大事に考えている

とのこと。

これは考えてみると、至極当たり前のことかもしれません。

というのも、決算書や確定申告書は一年の結果を表したものであって、その経過の詳細はまとめられていません。

しかし、預金口座の中身というのは、日々の細々とした取引の動き、もっと言えば、その投資家個人がどんな生活をしているかまでを示してしまうとも言えます。

銀行口座を通した日々のお金の動きを一度チェックしてみると同時に、銀行へのアピール材料に使っていきましょう。

まとめ:
銀行口座のお金の動きは常に見られている。
だからこそ、銀行へのアピール材料になるようにうまく使っていこう。

今回は、銀行口座のお金の動きを銀行へのアピール材料に使うことについて考えてみました。

何かの参考にしていただければ幸いです。