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退去時にペットの無断飼育が発覚

2025.11.27

短期解約となったお部屋の退去立会いで、外国人入居者との間でトラブルがありました。

立会業者さんより緊急着信があって、何事かと思ってでると、「谷本さん、こちらの事前情報ではペット飼育なしとなっていましたが、猫を飼われていたらしく、クロスにひっかき傷もあります・・・。」とのこと。

退去立会時に無断でのペット飼育が発覚したのでした。

入居者に事情を聞いてみると、

  • 窓口になった仲介会社には猫の写真を見せたりしながら、ペットを飼うことは伝えていた。
  • ペットを飼えるからこの物件に決めた。
  • ペットを飼うことで追加費用がかかることなどは、仲介会社から説明を受けていない。

とのことで、原因は客付けの仲介会社にあるようでした。

この客付け会社は、営業力にモノをいわせて強引に申込をつけてくる有名な会社で、やっぱりか、という感じです。

私の物件では、ペットを飼われる場合は、敷金を追加で2か月分いただき、退去時に全額償却(返金しない)としています。

そのため、今回の入居者にも敷金2か月分の支払いをお願いしたのですが、「それは絶対無理、契約にないから」と拒絶されました。

しかし、さすがに入居者も悪いと思ったのか、猫が傷つけた部分などに関しては、修繕費を全額支払います、と言ってくれました。

念のため保証会社にも確認しましたが、契約書に記載のないものについては補償対象外とのことでした。

短期解約違約金ももらっていることですし、すぐに帰国されてしまうということだったので、今回は修繕費を全額払ってもらうことで手を打つことにしました。

退去受付時には、ペット飼育のないはずの契約の場合にも、念のため、「ペットは飼われてはいませんでしたよね?」というような確認をとった方がいいなと感じた案件でした。

もちろん単刀直入に聞いてしまうとちょっと変な感じになってしまうので、他の質問・確認事項と混ぜながら、次回からしっかり退去受付をしようと思います。

まとめ:
ペットの無断飼育。
退去受付時に確認事項の一つとしてヒアリングするのも一つの方法。

今回は、退去時に発生したペットの無断飼育トラブルについてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。