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いい物件を買える人ってどんな人?

2016.03.31

最近、アパートの売却案件に関わることが増えて、毎日、投資家さんから問い合わせがきます。

初心者の方から玄人さんまで、本当にいろいろな方が物件を探しているのだなと実感しますが、先日、売却をお断りした方がいらっしゃいました。

この方は、とにかく「物件の悪い点」にフォーカスしてしまい、何をお伝えしても、すべてデメリットに変換して受け取ってしまわれる方でした。

もちろん、現在の家賃設定や競合物件など、厳しく収支予測を立てるのは大切なことです。

でも、すべての点において完璧な物件なんて、この世にはないですよね。(稀にそのような物件がでてきても、市場から瞬間蒸発する、というやつですね。)

いろいろな欠点・デメリットを、購入時もしくは購入後にいかにプラスの状態に持っていけるか、それがいい物件を入手する際の、最大の醍醐味だと思うのです。

なので、当然、知識や経験値の高い方のほうが価格交渉もうまく、いい物件が買えています。

それが、勉強もあまりしないまま、欠点だけにフォーカスしてしまうと、それこそ物件なんて買えなくなってしまいます。

この方をお断りしたのは、デメリットに執着するということだけでなく、不動産投資をするにあたって最低限必要な勉強さえしていなかったことも理由です。

  • お金の借り方、返済の仕方
  • 減価償却
  • 担保評価の仕方
  • 売買契約時の注意点

などなど。

あげたらきりがありませんが、質問されるたびに、
「あ、この人、どんなにいい物件を買っても絶対に失敗するな・・・。」
という雰囲気をまとっていたのですね。

ですので、ストレートに「物件を買うのは、勉強してからにした方がいい」旨をお伝えしました。

投資がはじめての方の不安を完全に取り去ることはできませんが、知識を積めば、恐怖心はかなり小さくなります。さらに、小さな物件からスタートし、ちょこちょこ小さな失敗を経験することで、恐怖心もなくなっていきます。

なので、初めての方には、「勉強して、小さく始めること」をオススメしています。

実際、私も、本当に小さな物件からスタートしました。時間はかかっていますが、それでよかったのではないかと思っています!(^^

まとめ:
最低限の勉強を済ませてから物件探しに再トライ。そうすればデメリットをメリットに加工できるかも!?

今回はアパートの投資希望者さんをお断りしたというお話でした。

何かの参考にしていただけましたら幸いです。