一物件で同時に空室、募集開始
先月に続き、今月に入っても退去がやたらと重なります。
先月も一物件でほぼ同時期に2部屋の退去があり、焦っていましたが、どちらも無事申込が入りました。
1部屋は契約・入金まで完了し、もう1部屋もまずキャンセルはなさそうなので一安心です。
しかし、今月もまた同じ物件から2部屋、しかも退去日まで同日という退去が発生しました。
間取りは多少違うのですが、専有面積は同じ2部屋です。
同じ家賃でそのまま募集に出すのもアリなのですが、今回、せっかく同時募集なので、家賃に3,000円の差をつけて募集を開始してみました。
家賃が高い方のリビングは長方形で、奥行きが感じられます。
家賃が低い方のリビングは正方形で、長方形のものに比べれば奥行きはありません。
両方とも専有面積は同じですが、前者の方が多少広く感じられるので、それを3,000円の違いとして市場に出してみたつもりです。
もしこの2部屋での同時募集で、3,000円高い長方形のリビングの方に先に申込が入るのであれば、今後の企画にも活かせると思っています。
逆に、家賃の低い方に人気が集まるようであれば、このエリアでは、多少の間取りの違いより、家賃が重視されると再認識できます。
今回の物件は、戸当たり10万円を超えるため、私の運営する物件の中では高価格帯に入ります。
しかし、全6戸しかない建物なので、2室の同時退去でいきなり入居率が7割を切ってしまいました。
戸数が少ないので管理は楽なのですが、今回のように退去が重なると、途端に経営が厳しくなってしまいます。
当たり前のことですが、戸数が少ない方がトラブル対応の機会は少ないです。
なので、
5万円×20戸=100万円
と、
10万円×10戸=100万円
とでは後者の方がコスパが高いと思っています。
物件を取得する際、戸数も大事ですが、私はできるだけ戸当たり単価が高くなるように取得してきたつもりです。
しかし、戸数が少なければ、今回のように同時に退去があったときの空室率のダメージがもろに直撃してしまいます。
上の例でいうと、2戸の空室が発生すると、一方は、
5万円×18戸=90万円
で、10万円の機会損失で済みますが、
もう一方は、
10万円×8戸=80万円
で、20万円もの機会損失になってしまいますものね。
当たり前と言えば当たり前なのですが、これが割のいい物件のデメリットなのかなとも思いました。
また、家賃が高い物件の入居者の方が低価格帯の物件の入居者より、お部屋に求める要望のレベルが高くなる傾向はあるかもしれません。
一年でもっとも入居の決まりにくいと言われる8月に入るまでに、絶対満室にしたいところです。
今回の入居募集で、反響にどのような差が出るか、まずは見てみたいと思います!
まとめ:
複数同時に空室の場合には、条件に差をつけて募集するのも一つの方法。
今回は、2部屋での同時募集と物件の構成による違いについてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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