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早めの入居募集条件の変更で、また一室申込みを獲得

2021.11.18

また空室が一つ決まりました。

前回のコラムはこちら⇒ https://www.superfp.com/blog/?p=8525

でも、こちらは残念ながら、家賃を5%下げての申込み・成約。

空室になってから3週間が経ち、それなりに反響・内見はあったのですが、イマイチ即決になりません。

内見後に、それぞれの仲介営業マンにヒアリングしてみると、「いい反応なのですが、他とも比べてみたいというので・・・。」という声が複数あがってきました。

そこで、これは早めに手を打っておいた方が得策と思い、家賃を変更してみたところ、その数日後に申込みが入ったのです。

「何だよー、家賃を5%下げれば決まるんだったら、これまでの内見者も家賃交渉してくれれば、その場で下げたのに・・・。」と心の中でグチりながらも、その申込みで契約・入金まで進むことになりました。

この物件は、退去が出るたびに数千円ずつ値上げしてきていたのですが、おそらく、ここら辺の家賃が上限だと、今回の入居募集で分かった気がします。

空室で反響も内見も全くないのも問題ですが、ある程度、内見があるのに申込みにならない、というのも、これまたタチが悪いです。

内見数が5~6件あって、全然申込みにならないようなら、空室自体に何か問題があると考えるようにしています。

ポータルサイト上で、エンドユーザーの興味を引くことには成功しているにも関わらず、実物を見ると、「思ったような部屋ではなかった・・・。」「思ったような駅からの距離ではなかった・・・。」となったのか、または、「他の物件と比べていて、これだったら別のあの物件の方がいいな・・・。」と感じられてしまっていると推測できます。

実際、ヒアリングで後者だと分かり、また、ある程度のリフォームやステージングは行なっていたため、家賃の値下げに踏み切ったというわけです。

「家賃を下げるのは最後の手段だろ!」と言われるかもしれませんが、私は反応をみて、早めに家賃などの条件を変更するようにしています。

一か月、三か月、半年と、空室のままにしておくよりも、たとえ下げた家賃でも、一か月でも早く家賃を発生させた方が手残りが多くなるケースは往々にしてあります。

もちろん、「家賃を下げると、売却するときに見た目の利回りが下がって高く売れなくなってしまう・・・。」という意見・考え方があるのは、百も承知です。

でも、そんなことを言っている間に手元のキャッシュが底をついてしまったら、それこそ、ジ・エンドになってしまいます。

たかが空室一つ、されど空室一つです。

積もり積もれば大きな機会損失になりかねません。


完全満室まで、あともう少し。

時間的にちょっと厳しいかも、と内心思いながら、年内ギリギリまで入居募集してあがいてみます!

まとめ:
早めの入居募集条件の変更も、時には大切。
どこまでの条件変更なら耐えられるか、よく計算して柔軟に対応していこう。

今回は、入居募集での条件変更についてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。