空室対策は根性論・精神論でいいじゃないですか
2021.11.11
奇跡がおきました。
少し前のコラムで、
- 久しぶりの空室対策で写真撮影や飾り付けを実行。
- すると、たまたまその日に入居申込みが入ってきた。
というお話をさせていただきました。
以前のコラムはこちら⇒ https://www.superfp.com/blog/?p=8494
実は、成約しにくい(=部屋探しの対象からそもそも外されやすい)1階の2部屋がほぼ同時に空室になっていたのです。
そのため、かなり焦って空室対策をしていた、というのが本当のところでした。
しかし、本当に奇跡と言ってもいいのですが、その日の入居申込みからほどなくしてもう一つの空室にも申込みが入ってきたのです。
もちろん、ウソでも「空室対策を実践したから、それが理由で入居申込みがきたのだ!」なんてことは言えません。
だって飾り付けや写真撮影をしたからといって、それがいきなり反響増加につながるとはとても思えないからです。
もちろん、きれいな写真を撮影してそれがポータルサイトに掲載されれば、反響は変わってくるかもしれません。
しかし、今回の2件の申込みが入ってきた時には、ポータルサイトはまだ更新されていない状況でした。
毎週行っているオンライン大家塾でも、空室対策の回のときには、必ず「何のための空室対策なのか、効果を考えて実行しましょう。」とお伝えしています。
「全く反響がないのに、空室の空気の入れ替えをするとか、また、エントランスにお花を飾るとか、それだけをやっていてもダメ。反響を増やしたいなら、家賃設定の見直しや業者営業をしないといけない。空室をキレイに保つような空室対策はもちろん意味のあることだけれど、その空室対策が何を目的にしたものかを考えて実行しないと、まったく効果が出ないものになってしまう可能性がある。」
というようなお話をしています。
でも、そうは言いながら、大家の「満室にしたい」という気持ちが伝わって、空室が満室になる!という根性論・精神論も私は大切にしたいと思っています。
というか、こういうのがなかったらやっぱり面白くないですよね(-o-;
批判を覚悟でもっとお話しすると、空室が空室のままでずっと変わらないのは、大家さんのその物件に対する関心がなくなってしまっているor薄れてしまっているからなのではと思っています。
逆に言うと、大家さんがその物件に対する関心や情熱を失わなければ、満室にできるのではないかそんな風に私は考えています。
ただ、今回受け入れるお二方は、共に訳アリの案件でした。
お一方は、母子家庭。
お子さんの病気が発覚して、働くに働けず、やむなく生活保護を申請中。
もうお一方は、貿易関係のビジネスをしていて、その事務所としての入居申込み。
どちらも保証会社の審査が難航したのですが、無事に保証承認通知がきました。
賃貸借契約の締結までは気が抜けませんが、せっかくのご縁ですので、この訳アリ入居のお二方を応援させていただきたいと思っています。
今年も残り一か月半。
私はまだ他にも空室を抱えています。
一緒に空室対策をやり切って、いい年を迎えましょう~。
まとめ:
空室から目をそらさず、そして関心を失わないこと。
満室はきっとやってくるはず!
今回は、空室対策の精神論・根性論をお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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