不動産取引は経験を積めば積むほど、有利になる
入居の申込が入り、契約締結の直前まで進んでいる案件があります。
しかし、客付け会社さんとのやり取りが超ストレスフル。
担当営業マンがおそらく初心者のため、何から何まで後手後手で、とにかく一つ一つの確認に時間がかかり、また手戻りも多いです。
今回の案件は法人契約で、また社宅代行が入るため通常取引とは少し違ってややこしいのは分かるのですが、それでも思わず「いい加減にしてくれよ・・・。」と愚痴ってしまいそうなほど、動きが悪いのですね。
どんな仕事でもそうですが、経験が浅いと全体像が見えず、各交渉ごとの落としどころも見えないため、何かと話が途中で止まったりしてしまうものです。
例えば、入居希望者との交渉の中で契約始期(≒賃料発生日)を決められないと、契約書はもちろん、契約金の明細も作成できません。
なので、入居申込の時点で、まずは
いつから入居するのか?
いつから賃料が発生するのか?
を交渉することが大切ですが、ダメな営業マンほどこれを決められないことがあります。
大家・管理会社サイドからすれば、申込で審査に通過したら一日でも早く契約締結してもらいたいところです。
しかし、初心者営業マンになると、この契約締結日をまとめることができないことも往々にしてあります。
「いきなり契約の話を迫って、嫌がられたらどうしよう・・・。」みたいな気持ちがあるのかもしれませんが、営業マンにとって、その気持ちは命取りです。
大事なことほど先に伝えないと、話がまとまらないどころか、クレームになってしまう可能性もあります。
今回のような初心者営業マンとやりとりをしながら思うことは、
・やっぱり不動産取引の経験は大事。
・取引の全体像が見えていた方が、交渉事をスムーズに進められる。
・言いにくいことほど実は大切なことが多いので、最初にはっきり伝えるべき。
ということです。
これは、賃貸の話だけではなくて、買いたい物件が出てきた時にも言えることだと思います。
売買契約の取引の流れや全体像が見えていた方が、絶対にその過程の各交渉事がうまく進みます。
なので、仲介会社を含め、売り手も買い手も経験や知識がある方が取引を進めやすいことが多いです。
「えー、でも不動産投資はこれからで、経験なんて全くないです・・・。」と言われるかもしれません。
だからこそ、経験は勉強で補うしかありません。
手前みそで申し訳ありませんが、不動産取引の全体像をつかむためにもやはり不動産実務検定がオススメです。
売買契約の実務はもちろん、物件を購入してからの運営方法まで体系的に学ぶことで、それこそ、物件購入・運営の疑似体験ができます。
このような疑似体験も含め、取引の経験を積めば積むほど、不動産取引は有利になっていきます。
まとめ:
取引経験を積めば積むほど、不動産投資は有利になる!
そのためにも不動産実務検定などを活用しよう。
今回は、初心者営業マンとの取引で感じたことと不動産の取引経験の大切さについてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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