また100万円借りることになりました
「先月、返済が一つ終わってしまい、谷本さん個人との付き合いが寂しくなってしまいましたので、また少しお付き合いいただけますか。」
信金営業マンのAさんから連絡があり、「いいですよ、お越しください。すぐに申込みますので。」と即答しました。
この信金さんは、昨年、比較的大きい融資をしてくれて、かなり助けてくれましたので、そのお返しではないですが、デメリットにならなさそうな営業協力はできるだけしてあげようと思っています。
また、今回は少額融資、具体的には100万円の運転資金を貸し付けたい、とのことでしたので、すぐに話をお受けした次第です。
たかが100万円、されど100万円です。
数千万円のアパートローンに比べると、かなり少額です。
それでも、私はこのような少額融資はとても大切だと思っています。
(1)信用の積み立て
金融機関が大事にすることの一つに、返済実績があります。残高不足になることなく、毎月コツコツ返済できる人と金融機関は取引したいと考えています。
(2)本命物件が出てきたときに、打診しやすくなる
金融機関からの「どうしてウチの銀行に相談にきてくれたのですか?」という問いに対して、「既存ローンがあるので、一番に相談するのが筋だと思いました。」という回答は、非常に自然で受け入れてもらえやすいです。
(3)自己資金の温存・回復
これから支出することになる、退去時のリフォーム費用に充てることができます。また、過去に支払った自己資金分に充当すると、自己資金を回復させることにもなります。
(4)何かにつけ、営業マンと話すきっかけになる
申込みや審査の過程はもちろん、たとえ少額でも融資取引が開始すれば、営業マンと打ち合わせする機会が嫌でも増え、銀行訪問の理由にもなります。
このような理由から、たとえ少額であっても機会があれば、金融機関からはコツコツお金を借りるようにしています。
金融機関の営業マンも、やはり営業ノルマがあるわけで、そんな営業マンの頭の中に「あの人に話を持ちかければ、お金を借りてくれるかもしれない。」とインプットさせることができれば、資金調達がかなり楽になること間違いなしです。
ただ、もちろんデメリットもあります。
少額ローンを受け続けていくと、ローン明細がかなりの数になってしまいます。
そのため融資打診する際、銀行からローン明細の提出を求められたりすると、結構な手間になります。
しかしながら、これも実はメリットになることがあって、それは銀行の新規開拓時に「他行でこんなに細かいローンがあるのか。もし、これをウチでまとめて肩代わりできたら、一気に営業成績にできるな・・・。」と銀行営業マンに思わせることができる、というものです。
実際に私もこのような切り口で銀行の新規開拓に成功したことがあります。
さて、今回のローン申込みのために、個人だけでなく、運営している法人の直近の試算表なども、関連法人として求められてしまいました。
そのため、面倒ですが数字のまとめをせねばなりません。
金融機関とのパイプ作りは、なかなかに時間がかかります(><)
まとめ:
少額融資を受けるメリットはかなり大きい!
いざという時のために、日頃から金融機関と接点を持っておこう!
今回は、金融機関とのパイプ作りについてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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