内見なし申込・契約の見極め方と審査法
来月退去の予定のお部屋に申込が入りました。
退去までまだ一か月以上あるため、どこにも告知はしていませんでした。
しかし、退去予定の入居者さんが入居時の客付け会社に退去すると連絡してしまった模様で、その会社さんが単独で入居募集して、今回、申込を入れてくれたというワケです。
退去前ということもあり、外観だけ内見しての申込のため、次のようなやり取りをしました。
私:「内見しないままの申込で大丈夫なんでしょうか。もし、今住まれている方が退去してから内見して本決定する、というのであれば、今申込を入れてもらっても優先になりませんが・・・。」
営業マン:「大丈夫です、審査OKであれば、このまま契約締結してしまいますので。」
私:「では、審査しますが、時々、契約締結した後にキャンセルを希望されたりする方がいますが、こちらは大丈夫なんでしょうか?」
営業マン:「はい、大丈夫です。入居の意思は固い方です。契約金も入金してもらいますし、もちろん万が一の場合でも、返金はされないことも了承されています。」
契約締結しない限り優先にはならないし、入金された契約金は返金されないことも了承されているようですが、あまりに話が出来過ぎているので、どうしても信じる気にはなれません。
でも、審査を進めることはしてもいいので、保証会社には審査を依頼しました。
次の日、その営業マンより、「大変申し訳ありません、お客様からやっぱりまだ検討したいとの連絡が入ってしまいました。いったんキャンセルでお願いできますか?」と連絡がありました。
「やっぱりな、信じなくて良かった・・・。」と思いつつも、「引き続きご紹介をお願いします。」とだけ返答しました。
内見なしでの申込や契約は、ただでさえトラブルが発生しやすいものです。
居室を実際に確認していないので、あとから、「思っていたのと違う・・・。」「写真にはココは写ってなかった・・・。」などと言われ、キャンセルになることも多いです。
その間、その申込を信じてしまっていると、居室をみすみすキープ状態にして提供してしまっていることになります。
なので、内見あるなしに関係なく、怪しいと感じる申込については、キープされる期間を一日でも縮められるよう、審査を早くすることは重要です。
もしくは、契約するのだったら、契約金の返金は一切ないことなどの了承をとり、万が一のキャンセルの事態にも不利益がないように、申込者や仲介営業マンにクギを刺します。
GWが明けて、梅雨、夏休み、お盆と徐々に入居が決まりにくい時期に突入してしまいますが、気を引き締めて退去を迎えたいと思います。
まとめ:
内見ナシの申込や契約には要注意。
受け入れるのであれば、トラブル防止のため、徹底的に質問しておこう。
今回は内見ナシの入居申込の見極め方や審査についてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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