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家賃未納分を完全回収するも、騒音トラブルの発生で凹む

2024.10.31

前回お伝えした家賃滞納の件ですが、完全解決しました!

前回のコラム⇒ https://www.superfp.com/blog/?p=10537

未納分の数か月分を全額、入居者さんより振り込んでもらえて、また、無事に入居者さんと連絡もつくようになりました。

いや~、家賃の未納分が回収できたのはもちろん嬉しいのですが、何より入居者さん自身に何も事件などが起きていなかったことに、とにかくホッとしました。

改めて、入居者さんに連絡をつけてくれたお父様に感謝感謝です。

今回、お父様は保証人という立場でしたが、私の経験上、緊急連絡人としてだけの立場の場合でも、親御さんは助けてくれるケースが多いです。

一方、たとえ保証人になっていてもご兄弟の場合には、「そんなの知ったことじゃない、〇〇に先に督促しろよ。」などと言われてしまうことが多いように思います。

もちろん、そもそも連帯保証人なので、法的にはそんな言い分は通用しないのですが、協力すらしてもらえないケースも多々あります。

やはり保証人でも緊急連絡人でも、親御さんになってもらう方が何かと安心です。

もっとも親御さんが高齢になりすぎている場合は、また別の問題が発生してしまいますが。

さて、一難去ってまた一難、というか、さっそく新しいトラブルが発生しました。

まあ、賃貸経営ってこんなもんですよね。

どんなトラブルかというと、「隣が深夜に洗濯機をまわすので、うるさくて眠れない。何とかやめさせてほしい・・・。」というもの。

賃貸アパートでは、この手の騒音トラブルの解決が本当に難しいです。

ライフスタイルがそれぞれ違うことはもちろんのこと、音の感じ方も当然違うので、なかなか解決しづらいのですね。

そのため、賃貸借契約書などには、「音の問題は当事者が解決すること。」といった文言が書かれていることも珍しくありません。

「大家も管理会社も音の問題へは介入しませんよ」ということをあらかじめ謳っているワケです。

とはいえ、入居者さんよりヘルプ信号が出ているのを放っておくこともできません。

できることとすれば、

・対象の入居者さんへ洗濯機の使用時間などについて、他の入居者さんからお願い事項がでていること(クレームとは言わず)を伝えてみる

といったことの他、

・大家、管理会社の立ち合いのもと、両者の話し合いの場を設ける

といったことが考えられます。

今回はダイレクトに、対象入居者さんに洗濯機の使用時間をヒアリングするとともに、正直に深夜の洗濯機で眠れないと訴えてきている入居者さんがいることを伝えてみました。

すると逆に、「夜、何時ごろまでなら大丈夫そうでしょうか。仕事の帰りが遅くなるので、どうしても夜の洗濯になってしまうのですが、なんとか22時までには完了させられるように頑張りますので、聞いてみてもらえますか?」と言ってくれました。

理解のある方でよかったです。

事前にクレームを言われてきた入居者さんは、「22時までなら何とか我慢できます。」と言われていたので、今回はこれで解決することができます。

お互いの妥協点を探るしかありませんものね。

あとは、この手の騒音トラブルが発生しないよう、入居時には、「賃貸住宅では音のトラブルが発生しやすいので、日ごろから挨拶など、顔の見える関係作りをしておく方が安全です。」と伝えておくことも大切なのかなと考えます。

ライフスタイルによって、洗濯や掃除が朝早かったり、夜遅くなってしまうケースや、育ち盛りの子供がいる場合などは、より注意して入居前にお伝えするようにすれば、騒音トラブルも幾分ましになることもあります。

これといった解決策はありませんが、騒音トラブルには特に気を付けて経営するようにしていきましょう。

まとめ:
入居者さん同士、顔の見える関係作りで騒音トラブルを減らしていこう。

今回は家賃滞納トラブルの結果のご報告と、新たに発生した騒音トラブルについてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。