いや～、繁忙期ですね。

電話やメール対応で、毎日戦いのような日々が続いています。

引越シーズンなので仕方がないですが、せっかく空室に申込みが入ったと思ったらすぐに退去の連絡が来たりして、本当にバタバタするのがこの時期です。

この繁忙期のポイントですが、退去連絡がきたら、とにかく修繕業者さんの予定を押さえないと、ひどいことになります。

自分の専属でない限り、修繕業者さんは複数の会社から掛け持ちしているのが通常です。

入退去が立て続けに発生するこの時期、原状回復の修繕業者さんもまた、同じように超繁忙期になります。

ですので、たった一日予定がズレてしまっただけで、原状回復工事にとりかかってもらうのが、1週間遅れてしまう・・・というのも珍しいことではありません。

ですので、とにかくこの時期は一瞬たりとも気を抜くことができないので大変なのですね。

さて、久々にジモティーから入居申込みがあり、そのまま成約となりました。

ジモティーは無料で使えるネット掲示板で、大家さんが直接入居者を見つけて、入居してもらうことができます。

私の物件は東京・千葉にありますが、今回は中国地方からの申込みです。

「どうやって？」と言われるかもしれませんが、今回は内見する時間もないとのことで、写真と電話確認だけで決定というものでした。

しかし今の時代、いろいろなツールがあるもので、今回は、Zoomという無料のWeb会議ツールをつかって、お互いに疑問点などをじっくり解決した上での成約となりました。

業務でも、このZoomを使って一週間に一度Web会議を行っていますが、参加者の顔をみながら、本当に対面しているような感覚で会話できます。

間取図を見てもらいながら、居室のポイントを説明したり、また色々な写真や動画などをみてもらったりできるので、そんなに特殊なバーチャル内覧システムを使わなくても、この無料ツールで十分に説明できると感じました。

遠方の部屋探しでは、内見に行くだけでも交通費がバカになりません。

なので、礼金や敷金のかからない物件で、さらに仲介手数料がかからない方法で入居できるのであれば、居室は見なくても契約したい、という層は一定数いるのだということを改めて実感しました。

でも、もちろんのことながら、居室を見てもらっていないので、トラブルが発生する確率も高くなります。

「思ったような広さがなかった・・・。」

「写真では日当たりがいいように思えたのに実際は違った・・・。」

などといったことを、入居後に言われるかもしれません。

最悪の場合、短期退去となってしまう可能性もありますよね。

また、特にジモティー経由で入居した方に多いのですが、すぐに滞納が始まってしまうというようなリスクもあります。

でも、そのようなこともなく優良入居者さんである場合ももちろんあるのです。

つまりは、どこまで自分でリスクを受け入れられるか？ということに行きついてしまいます。

私は、一日でも空室が長引くのが嫌なんです。

なので、リスクがあったとしても積極的に受け入れ、トラブルは発生してから対処しよう、というスタンスでいます。

もっとも、できるだけのリスク回避・防御策はとらないとダメですが。

といいつつ、リスクを積極的にとっていくと前回ご紹介したように、退去者から訴訟を起こされたり、夜逃げが発生したりと、いろいろ苦労もします。

結局、時間とコストと機会損失を比べてみて、自分がどこにどれだけ力を割くか、うまく考えておく必要がありますよね。

でも、もし、「不動産業者から、全く問い合わせもないよ・・・。」というのであれば、今回ご紹介したジモティーを使ってみるのも一つの方法かと思います。（＾＾

まとめ：
繁忙期、自力で入居者を見つける方法も試してみよう！

今回は、繁忙期の修繕業者確保の大切さと、自力で入居募集するメリット・デメリットについて、お話ししました。

何かの参考にしていただければ幸いです。