保証人であるお父様に救われる
「息子と連絡がつきました。とりあえず、無事でいることが分かりホッとしています。家賃の件ではすいません。携帯電話の番号を変更していたようで、LINEで連絡がつきました。早く支払うように私からもしつこく言いますので、もうしばらくお待ちください。」
入居者Aさんの保証人であるお父様から連絡が入り、私もホッとしました。
Aさんは私が不動産投資の初期に購入した古家に15年ほど居住してくれています。
決して属性の高い方ではない、むしろ、属性の低い方なのですが、家賃は時々遅れることがあるにせよ、しっかりと入金してくれる方です。
口振手数料がもったいないからと、家賃は毎月振り込みになっています。
そんなAさんからの家賃振込なのですが、実はこの数か月、通帳確認を怠っていたため、ふと気づくと、まるまる2か月、家賃入金がなかったのです。
「ん?Aさんに何かあったのかもしれない・・・。」と思い、さっそくメールしてみたのですが、返信がありません。
電話もかけてみましたが、繋がらなくなってしまっていました。
「ヤバい、これはもしかして居室で倒れてるのかもしれない。」
そう思いつつも、なかなか物件を訪問できず、先に保証人であるお父様に連絡をとりました。
お父様も大変心配され、すぐに連絡をとってくれたのですが、やはり繋がらないご様子。
連絡がつき次第、教えてくれることにはなっていたのですが、最悪の事態を想像しました。
その次の日の夜、やはり一度は行っておかなければと思い、物件に行ってみたのですが、電気はついておらず、インターフォンを鳴らすもでてきません。
さすがに今から警察と一緒に踏み込む勇気もないのでその場は撤収し、日中に突入しようと意を決した矢先、お父様から冒頭のとおり連絡がきたのでした。
家賃の入金はまだなく、Aさんからも連絡はまだきていませんが、それでもまずはAさんが生きていてくれたことに一安心です。
すぐに滞納分の家賃を全部入金するのは難しいでしょうから、市役所の生活困窮者向けの制度などを紹介しようと思っています。
もちろん、連帯保証人であるお父様に請求することもできますが、まずは契約者であるAさん自身に立ち直ってもらうことが大切です。
また、今回のように保証人さんに味方になってもらい、一緒になって契約者に家賃の支払いを促すやり方の方が、長期的に考えるといいように思います。
しかし今回の件は、私が家賃の入金確認を怠っていたことが大きな原因と思いますので、猛反省しています。
お金の管理は基本中の基本ですものね。
まだ家賃は回収できていないですし、そもそもAさんと話すらできていないので事態は何も改善していません。
まずはAさんと話をすることから始めたいと思います。
まとめ:
家賃の毎月の入金確認は基本中の基本。
万が一の際、保証人と連絡はとれる状態にしておこう。
今回は家賃滞納と保証人との間でやり取りしたことについてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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