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家賃回収に情けをかけないこと

2019.04.04

私は、物件を自主管理しているだけでなく、自己募集して入居してもらっている割合も高いため、日ごろ入居者さんと直接連絡を取り合う機会がかなりあります。

生活保護を受けておられる方を、かなり受け入れているのですが、最近よく言われるのが、「谷本さん、消費税が10%になったらもう大変です。よっぽど切り詰めないと、生活できません。。。」という話です。

消費税は、所得が低い人ほど、より深刻な影響が与えられてしまう税金です。

生活保護を受けておられる方は、家賃を払うと、その残りのお金の大半は、食費などに消えていきます。

この食費などにダイレクトに響くのが消費税。

毎月、生活保護費が下りた段階で手集金するのですが、回収する方も相当ツライです。

でも、歯を食いしばって家賃を回収します。

なぜなら、私も賃貸経営で生き抜かないといけないからです。

賃貸業を継続できなければ、入居者さんにお部屋を提供することができなくなってしまいます。

しかし、情に流されて、ついつい家賃回収に甘くなってしまった案件がいくつもあります。

ここで書くのも恥ずかしいのですが、気づいたら、ウン十万円の未納になってしまった・・・という具合です。

でも、滞納を見過ごしてしまうと経営体力を失ってしまうだけでなく、その入居者さんにとってもプラスになることはありません。

そう、人生に甘えてしまう結果になるだけなんですよね・・・。

なので、滞納を雪だるま式に増やしてしまうのではなく、厳しく、淡々と応対するのが、入居者さんのためにもなります。

入居者さんから、「今月ちょっと厳しくて、来月2か月分をまとめて払ってもいいですか?」という連絡がきたら、たとえ数千円でもいいので、「今」払ってもらうようにしましょう。

今月払えないものが、来月になってまるまるまとめて払えるわけがないのです。

それよりも、例え少しでも「期日どおりに支払う」という癖をつけてもらうことが、本当に大事です。

今、数千円でも回収することが、将来のウン十万円の滞納を防ぐことにつながるのであれば、やらない手はありません。

確かに、「お金がないので払えないです。。。」と言っている入居者さんからお金を回収するのは、ツライ作業です。

でも、心を鬼にして家賃を回収しましょう。

入居者さんに快適な生活をおくっていただくためにも、家賃売り上げには、徹底してこだわらなければなりません。

まとめ:
家賃回収に情けをかけるのはNG。例え数千円でも毎月回収することが大切。

今回は家賃回収についてお話ししました。

何かの参考にしていただければ幸いです。