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太陽光発電設備の不思議な決済模様

2025.01.23

売却に出していた太陽光発電設備のうち、一件の決済がほぼ完了しました。

先日のコラム⇒ https://www.superfp.com/blog/?p=10659

「ほぼ」というのは、所有権の移転がまだ完全には終わっていないからです。

決済金額は振り込まれているのに、所有権の移転手続きがまだされていないため、当然、抵当権の抹消手続きができず、ローンの一括返済ができない状況です。

不動産売買では、所有権の移転手続き・抵当権の抹消手続き・ローンの一括返済はもちろん同時に進みます。

稀に、売り主が売買代金を送金されてもそれだけでは足りなくて、残債が消せず決済できない・・・という笑うに笑えない話がありますが、これは論外。

また、逆に買主側がローンだけでは決済資金が足りず、「決済金を分割払いできませんか?」などと交渉されたりすることもありますが、こちらも論外です。

さて、今回の話を事前に業者さんから聞いた時、「本当にそんなんでいいのですか?こちらにお金だけがあって、所有権が移転されていない状況は、御社にデメリットになってしまうのではないですか?」とびっくりして聞き返してしまったのですが、大丈夫とのこと。

決済の話が急にきて、来週決済で進めますね、ということだったのですが、銀行も抵当権の抹消手続きを進めるために、いくら早くても一週間から二週間はかかります。

ところが、お金だけ先に振り込むので大丈夫、太陽光発電設備の売買ではよくあります、と説明され、そんなものなのかと話がトントン拍子に進んでしまったというワケです。

まあ、私としてはデメリットがなく、手元にお金があるだけなのでいいのですが、万が一、何らかの犯罪でお金が引き出されてしまったりすると、残債の一括返済ができなくなる可能性もゼロではないので、早く手続きが完了してほしいところです。

残る太陽光発電設備は、あと一件です。

こちらも決済を待つのみなのですが、一日でも早くスケジュールが確定して、気持ちをすっきりさせたいです。

まとめ:
決済の流れを想定しておくと、売買契約締結から決済までスムーズに進みます。

今回は太陽光発電設備の決済で不動産売買の通例とは違った経験をしたことについてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。