入居者さんの火災保険加入漏れは、絶対避けるべし!
2021.01.14
年始からトラブルが続いています。
新たに発生したのは、トイレの水詰まり。
9割方、ラバーカップで解決していきますが、そもそもこれを常備していないご家庭も意外に多いです。
実際、業者さんを手配しても、ちょっとしたことで解決できる場合も多い。
今までで質の悪かった水詰まりの原因は、
- 湿布を流してしまった・・・
というもの。
「何もしていないのにトイレが流れなくなった。早急に流れるようにしろ!」みたいな電話で何とか業者さんを手配したところ、原因が湿布だったことが判明。
賃貸借契約書には、一応、「入居者の責によるトラブル応対費は、当然に入居者負担になる。」とは記載しています。
なので、トラブルの電話応対時には念のため一言、その旨伝えるようにしています。
この湿布を流してしまった入居者さんは、お金を払いたくなかったのでウソをついたのですが、結局お金は払ってもらえませんでした。
まあ、悪質なクレーマーさんは、一定数いますものね。
でも、いい経験をしたので、それからは入居者さんの責任になるトイレの水詰まりの説明として、「例えば、絶対にトイレに流してはいけない湿布を流してしまっての水詰まり対応費は、入居者負担になります。」と伝えるようにしています。
その他、業者さんの手配については、まずは、火災保険の駆け付けサービスを利用します。
無料で利用できるものは、使わないともったいないです。
そのためには、入居者が加入しているはずの火災保険を把握しておく必要があります。
たいていの火災保険には無料で使える駆け付けサービスが付帯しています。(※保険によります。)
でも、よくあるのが、不動産会社に任せっきりで、入居者が保険に加入しているかどうかも分からない・・・というもの。
実は、不動産会社に管理を任せていたとしても、入居時はしっかり加入されても、更新時に保険未加入になっているケースが往々にしてあります。
というのも、保険の更新書類は保険会社から入居者さんの手元へ直送されることが多いためです。
ということは、保険未加入の場合、今回のような駆け付けサービスが利用できないというだけではなく、万が一の火災発生の場合例えば、入居者さんの失火で物件が全焼しても、火災保険金は当然おりない、ということになります。
物件を燃やした入居者さんには、当然、弁償する資力はないでしょうから、大家さんが泣き寝入りになってしまいます。
小さいことですが、意外に漏れがちな入居者の火災保険加入。
この機会に一度、確認してみることを強くオススメいたします。
まとめ:
大家・入居者双方のメリットになる火災保険加入は、要確認。
今回は、入居者さんの火災保険加入についてお伝えいたしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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