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あれもダメ、これもダメで申込みを獲れますか?

2016.04.14

このコラムでも何度も登場した隣地のクレーマーさんから、また奥さんが攻撃されました。

このクレーマーさん、夫婦そろって似た性格で、「怒鳴り系」&「同じことを延々繰り返して、意味不明なことを言い出す系」です。

「ウチの旦那は、もと超大手の商社に勤めてた人だからあんたなんて・・・。」というようなことを言ってくるのですが、私には、なーんにも響きません。

「・・・、で?」という感じです。

しかしうちの奥さんは、私に対しては強いのに他人に攻められると弱いタイプで、この日もかなりへこんでいました。

この手のタイプには、

  • 人と思わず、モノ・動物と思って接する。
  • 何を言われても聞き流す。
  • できないことはできないとはっきり言う。

このように対応するのが一番なのですが、うちの奥さんはそれができず、相手の言うことを真に受けてしまうのですね。

そして、「これはこれからも繰り返すな・・・」と思い、とうとう引っ越しすることに決めました。

決めたら早いのが私の取り柄でもあるのですが、その日のうちに部屋探しをはじめて、物件を絞り、翌日に物件見学。あらかじめピックアップしておいた物件の一つを見学して、良さそうなところがあったので、その場ですぐに交渉です。

「今すぐに申し込んで契約するので、あと5000円でも、3000円でもいいので、安くなりませんか?」「賃料発生をあと1週間延ばせませんか?」「この敷金、もう少し何とかなりませんか?」などと交渉したのですが、結果はすべてNG。

なんと、その場で担当者に一刀両断されてしまいました。

その物件は、超大手の管理会社が管理している物件でした。

本当かどうか分かりませんが、その担当者曰く、「この家賃は、家賃調査部が地域相場を相当調査して決定している。会社の方針で、減額は一切できない。」「賃料の発生時期も、申込みから何日以内と決まっている。」「もちろん、礼金や敷金の条件も一切変更不可。」とのことでした。

これには、正直唖然としてしまいました。

もちろん、家賃などが下がればそれはそれでうれしいのですが、ちょっとした交渉事を楽しみたい、という気持ちが誰しもありますよね。ほんのちょっとお得感を感じたい、というのもありますし、今すぐに決める、という意思を尊重してもらいたい、という気持ちもありました。

それが、取り付く島もなくシャッターを下ろされてしまったので、正直気分が悪くなり、検討します、ということだけ伝えて物件を出ました。

もし、自分の物件を案内する営業マンがこんな対応をしていたら、成約なんて絶対にするはずがありません。

その内見者を逃してしまい、もし、それから1年間ずっと内見や申込みがなかったらどうするんだ!って思います。

せめて、ウソでも「頑張って交渉してみます!」と席を外して、電話するマネでもしてほしかった・・・。

もちろん、営業マンのレベルやスキルにもよるのでしょうが、私たちにできることは、事前に裁量権を持たせてあげることです。

月並みなことですが、「その場で申込みがとれるなら、いくらぐらいまでなら下げてもらっていいから。」とか、「賃料の発生時期は、フリーレントもうまく組み合わせて、希望を聞いてもらって大丈夫だから・・・。」というのを事前に伝えれば、それを武器にうまく申込みまで誘導してくれる営業マンも多いですよね。

そんなこんなで、部屋探しはうまくいかなかったのですが、その夜、近隣のママ友達にまた励ましを受け、結局、引っ越さずに入居を継続することにしました。

イマイチな営業マンに出会えて、結果的には良かったのかなと思っています。(^^

まとめ:
貴重な内見者。営業マンに裁量権を持たせてうまく申込みしてもらおう!

自分の部屋探し体験から、内見希望者と営業マンの接し方を改めて考えてみました。

何かの参考にしていただけましたら幸いです。