谷本、台風で屋根を飛ばされる・・・
いや~、週明けの台風、凄まじかったです。
瞬間最大風速50メートルを超えるとあんなに激しくなるんですね。
今、私が住んでいる家の周りは建築ラッシュなのですが、朝目を覚ますとびっくり。
上棟したばかりの建物の養生シートはすべて吹き飛ばされ、仮設トイレなどは横倒しになっていました。
その他、大きな樹木が立っているエリアでは根元から大木が倒れているのですから、本当に台風とは恐ろしいものだと改めて痛感しました。
自身の物件でもトラブルが続出。
横殴りの雨のため、雨漏りが発生したなどはかわいいもので、一番危険だったのは、「谷本さん、屋根が吹き飛ばされて雨漏りが発生しています。何とかしてください。」という連絡でした。
朝6時に入居者さんから連絡が入った時は、「終わった・・・これは経験上どうしようもない。」と、賃貸経営上の死を本当に覚悟しました。
だって、屋根が吹き飛んだ・・・雨漏り・・・⇒天井を見上げると、空が見えている?というのを想像したら、恐ろしすぎますよね。
でも、放心状態になってばかりもいられないと、その連絡をくれた入居者さんに、もっと詳しい情報が欲しいということで、携帯で写真を送ってもらうように依頼しました。
同時に、懇意にしている業者さんへ片っぱしから連絡です。
どの業者さんもフットワークの軽い方ばかりで、しかしだからこそ、他からの依頼も既に殺到していて、「谷本さん、ごめんね。いつもだったら一番に駆け付けられるけど、朝から雨漏り対応の連絡が入りっぱなしで、しばらく動けそうにない・・・。」とのこと。
お手上げ状態で万事休すだったのですが、念のためと思い、日常清掃をお願いしている業者さんに泣きのお願いを入れてみました。
すると、「大丈夫ですよー。とりあえずブルーシートを敷くぐらいならできます。ついでに補修できないか見積もりも出しますので。」と言ってくれ、首の皮がつながった気がしました。
また同時に、入居者さんから現場の写真が送られてきたのですが、それを見てさらにホッとしました。
というのが、てっきり第一報で、天井もろとも吹き飛ばされて、空が見えているようなThe Sky物件にでもなってしまったのだと思っていたのが、単に屋根材がめくれて、敷地に落下していただけだったのが分かったのです。
この物件、一部増築された部分があるのですが、その部分の屋根のトタンが外れてそれで雨漏りしている状況だったのですね。
もちろん、ピンチであることには変わりませんが、何とかなりそうに思えてきました。
しかも、そのトタン屋根が単に敷地内に落下しただけだったのが、本当に不幸中の幸いでした。
もしこれが通行人にでも激突していたらと思うと、ぞっとします。
被害がこれだけだったのは、むしろかなりラッキーだったのかも、と今は思っています。
自然災害を完璧に防ぐことはもちろんできませんが、このような時のためにできるのが、損害保険への加入です。
さらに、貸主として第三者に損害を与えてしまったときのために、施設賠償責任保険には絶対に加入しておくべきだと改めて思いました。
屋根材や外壁材が道路を通行している人にぶち当たってしまったら・・・
いくら自然災害とはいえ、オーナーが通常行うべきメンテナンスを適正に行っていないとされてしまったら・・・恐ろしい、本当に恐ろしい話です。
不動産投資って、利回りや価格、ローンなど儲かる系の話ばかりが注目されてしまいますが、やっぱりリスク管理があってこそのものですよね。
この機会に、守りの部分を再確認してみたいと思います!
まとめ:
守りを固めてこそ、攻めの不動産投資が実現できる!?
今回は、災害で物件がダメージを負ってしまった経験談をお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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