迷ったら、自分に究極の質問をしてみよう!
「不動産投資をしたいのですが、この物件、買って大丈夫でしょうか?」
「満室になるかどうか心配で。満室にならなかったら、ローン返済は大丈夫でしょうか?」
最近この手のご相談・質問をいただくことが多くなりました。
もちろん、できるだけ丁寧にお答えしようとは毎回思うのですが、正直、「答えるの難しい質問だな・・・。」というのが本音です。
もし、質問者が親しい方であれば、「この物件を買ってうまく行かなかった時、それが原因で経済的に死にそうになりますか?もしそうなら、絶対に買わない方がいい。逆に大丈夫そうなら、今、試してみたいという気持ちが強いでしょ?それなら、挑戦してみたら?」と回答したいところです。
実際、何度もお会いしたことがある方から同じような質問をされた時、上記のように答えたのを覚えています。
実は、このように返すようになったのは、ある子供、A君の発言があってのことでした。
以前、知人家族邸で集まった際、子供たちがはしゃぎすぎて、A君がフロアですべって転んで、おでこを強く打ったことがありました。
その際、A君のお母さんが、「はしゃぎすぎ、ケガでもしたらどうするの。もうやめなさい。まったく、いつもこうなんだから・・・。」と叱っていました。
すると、5歳のA君が、「ママはいつも怒りすぎ。遊んでて、転んでケガはするかもしれないけれど、それで死なないよね?だったら少しぐらい、走ってもいいじゃん!」と言い返していました。
「それで、死なないよね?だったら・・・。」このフレーズ、不動産投資でも結構本質をついてると思ったのです。
ローンを組んで物件を買うとして、もしその物件がずっと空室で満室にならないとすれば、そのローンを毎月、毎月、手持ちの現金や給与から返済しないといけなくなります。
それでも自分が経済的に破滅しないか、もしくは精神的に追い込まれてしまってダメになるか、という問いを自分に対してしてみます。
もし、この問いに対し、「何とか大丈夫!」という答えが出せるのなら、その投資はチャレンジする価値があります。
人間、挑戦してダメだったことよりも、「試さなかったこと」を後悔することが、本当に多いですものね。
でも、自分に問いかけてみて、「失敗したら、これは自分は破滅するな・・・。」というのなら、そんな投資なんてしない方がいいですよね。
もしくは、物件の規模をもっともっと小さくした方がいいです。
その物件が8世帯のアパートなのだとしたら、例えば、半分の4世帯のアパートにする、というように、投資規模を小さくするという方法です。
または、ローンの割合を減らして、自己資金を多く投入するようにする、というのも一つの方法ですね。
「その物件を買ってダメだった時、自分は経済的に生き残れるだろうか?」
ちょっと嫌な質問かもしれませんが、不動産投資で迷ったとき、一度自分に投げかけてみると良いかもしれません。
まとめ:
投資で迷ったとき、究極の質問を自分に対して投げかけてみよう!
今回は、不動産投資に対する取り組み指針の一例をお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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