日ごろの節税対策を銀行交渉に活用しよう

インフルエンザで家族が全滅です。
正確には、私だけ元気で、奥さん、息子、娘の3人がダウンしています。
2つの銀行が年末の挨拶訪問にきてくれる予定でしたが、どちらにも事情を話して、玄関先でカレンダーを受け取りました。
うち一人の方には、新しい案件で融資をしてもらいたい旨を、立ち話ではありましたが、忘れずに伝えました。
銀行と接触できる機会は無駄にしたくないので、年末のこのタイミングは借り入れの話を切り出すのにぴったりの時期と思っています。
さて、今日は外に出歩けない休日だったので、久しぶりに会計ソフトの「会計職人」をじっくりいじることができました。
手前みそで恐縮ですが、この大家さん専用の会計ソフト「会計職人」は、不動産投資を強力にサポートしてくれるツールです。
一日10分程度、日々の入力をしていけば、ワンタッチでポンと、個人だけでなく、法人の申告書まで簡単に作成できるという優れもの。
ですが、私が気に入ってるのは、何といっても「将来予測機能」と「各種試算表 作成機能」です。
・将来予測機能
申告時期になると、「納税額はどれぐらいになるかな?」と不安になってしまいがちですが、対策は年度末までにやっておかないと、申告時期に慌ててもすでに手遅れです。
なので、日頃から税額には注意しておく必要がありますが、会計職人を使えば将来のイベントを想定して予測できるので、税額も手に取るように把握できるようになります。
憂鬱になりそうな税額計算が私は楽しくて仕方がありません。
「来期に予定していた外壁塗装を今期に前倒しで実行すれば、次回の納税額が○○円も減るのか!」というような発見があるので、金額をいろいろ変えて入力して試しているのですが、これがまた楽しいのですね。
もちろん、単に楽しいだけではなく、節税対策を今期に実行するのがベストなのか、もしくは来期に回すのがベストなのか、なんていう試算もその場で数字で把握できるので本当に便利です。
・各種試算表 作成機能
銀行へ融資打診する際、「直近までの試算表を出してもらえますか?」と言われることが多いと思います。
試算表というのは、事業の収支や資産状況などをまとめた一覧表のことを言いますが、この作成がなかなかに面倒臭い。
もちろん税理士さんに申告業務などを依頼していれば作成はしてくれますが、それでもせいぜい数ヶ月に一度、しかも、依頼してしぶしぶ作成してくれる、という程度ではないでしょうか。
そんな試算表の作成が、ものの数秒で出来てしまうので、この機能も重宝しています。
正確な数字を入力していなくても、上の予測機能を使った数字を反映させることもできるので、なおさら便利です。
そのため、銀行訪問も怖くなくなりますし、むしろ、積極的に銀行訪問のネタにもできるというものです。
少し「会計職人」の宣伝になってしまいましたが、もちろん、他の会計ソフトを使ってもいいと思いますし、税理士さんに書類を作成してもらうのでも構いません。
いずれにしても、銀行交渉をよりスムーズにしてくれるツールを使いたいところです。
個人の会計期間終了まであと20日ほど。
まだ今からでもできる節税対策はありますので、ぜひ確定申告前に一度、試算をしてみてくださいね。
まとめ:
申告時期になって慌てずに済むよう、事前に対策を練っておこう。
できるなら銀行対策も兼ねられればベスト。
今回は、日頃から経営状況の試算を行なうことの重要性と、それを銀行交渉に活用することについてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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