PAGE TOP

少額融資は金融機関へのドアノック商品になり得る!

2018.12.13

先日、某地銀の営業マンから訪問を受けました。

この地銀さんとは、物件購入のための融資取引はまだありません。

ただ、ひょんなことからつながりができ、昨年「役員借入の返済資金」の名目で、短期の運転資金融資をしてもらいました。

私は、個人だけでなく法人でも不動産投資を行っているのですが、この法人は、「資産管理法人」なだけでなく、「資産保有法人」でもあります。

「法人化」というと、よくあるのは個人で保有する物件の管理をする管理法人ですが、私は同時に法人名義での新築投資をはじめました。

ですので、どちらかというと管理はおまけで、資産の保有がメインです。

管理法人だと、管理料として家賃の5~10%程度しか売り上げにすることはできません。

しかし資産保有法人だと、家賃がそのまま全額、法人の売り上げになるためです。

この法人にて土地を買って新築してきたのですが、もともと何の売り上げもない法人ですので、建築に必要な自己資金など、出せるはずがありません。

そのため、個人から法人へ、けっこうな金額を貸し付けています。

役員借入・貸付、というやつですね。

この地銀さんがうまくここに目をつけてくれ、法人が個人から借りているお金の返済原資として、運転資金融資をしてくれたのでした。

今回はその関係であいさつ訪問してくれたのですね。

金額は小さくても、融資取引があるか、全くないのかは雲泥の差があります。

融資事情がかんばしくないこの状況ですが、その営業マンに聞いたところ、

  • 正直なところ、一見さんにはこれまでのように簡単に融資することはないと思われる。

  • でも、上層部から貸出ノルマは課せられる・・・。

  • なので、営業が向かう先は既存の融資取引先や法人になっている。

とのことでした。

もちろん、これはこの地銀さんのこの支店だけの話かもしれませんが、それでも、「既存融資取引があった方が多少でも有利になる」というのは大切なことだと感じました。

もちろん、この「既存融資取引」というのは、なにも物件購入資金のような大きな借入でなくとも、「リフォーム資金」などの少額のものでも該当する、とのことでした。

前回のコラムでも、一般の金融機関から運転資金の融資を得られたので、公庫を使った取引の方で、何とか資金ショートせずにすむ、とお話ししましたが、不動産投資ではちょっとした取引関係になっているだけで救われるということが、往々にしてあります。

ですので、融資が厳しい、きつい、とは言われていますが、これまでのスタンスを崩さず、いろいろな金融機関とパイプを作っておきたいと改めて思いました。

まとめ:
物件購入資金を借りることだけが融資取引ではない!金融機関へのドアノック商品として、少額融資も考えてみよう!

今回も前回同様、金融機関との関係作りについてお話ししました。

何かの参考にしていただければ幸いです。