無料投稿サイトから突然に入居が決まった話
先月、運営しているシェアハウスで夜逃げに遭ったとお話ししましたが、なんとクリーニング完了の翌日に次の入居が決まりました。
先日のコラム⇒ https://www.superfp.com/blog/?p=10749
しかし怪しさ爆発で、おそらくトラブルも発生するだろうなという入居です。
その日は中学生の息子の卒業式でした。
朝、まさに卒業式にでかけようと準備していたときに、何度も電話がかかってきました。
朝っぱらからかかってくる知らない番号からの電話は、どうせろくな電話じゃないし、後でかけ直せばいいと思って無視していたところ、インターフォンが鳴りました。
見ると、見るからに怪しい外国人が立っています。
仕方がないので出てみると、
・宇都宮から車を飛ばしてやってきた。
・今からすぐに入居したい。
・ビザもお金もある。
・明後日から新しい仕事のために、今日中にできれば今すぐに部屋を借りたい。
・長期で住むし、毎月の家賃の支払いも問題ない。
・就職先も日本の建設会社で、内定通知書もある。
と一方的にまくし立てられました。
いやいや、今から出かける予定があるし、絶対に無理と断ると、それでは夜ならばどうだと交渉され、夜に案内することになりました。
結局、契約書にサインしてもらい、パスポート等のコピーをとって、お金を頂き、入居してもらうことになりましたが、通常の賃貸だとあり得ないだろうなと思いつつの受け入れです。
シェアハウスや民泊などでは珍しくない話かもしれませんが、夜逃げの後の外国人スピード入居とは、我ながら大丈夫かなと内心ヒヤヒヤです。
今回、無料投稿サイト「ジモティー」に募集情報を載せていたのですが、その情報が外国人専用の怪しいサイトに転載されていてそれで私の住所地が分かったとのことでした。
無料の入居募集サイトでも情報を出しておくと、こんな形で入居が決まったりもするんだな・・・と思いつつ、空室対策は、思いつくことは何でもやっておくべきということを改めて痛感しました。
よくセミナーでも話しているのですが、今は大空室時代です。
効率的な20%の空室対策に集中していれば、80%のだいたいの成果を得られる、という「80対20の法則」は、今の時代では当てはまらないと思っています。
競合過多のこの賃貸市場では、残念ながら常に100%全力疾走の法則?しか通用しないと考えています。
小さくて成果のでなさそうな空室対策でも、まずはやってみて、他のライバルに行動量で差をつけるしか、普通の物件では勝ち目がありません。
入居者の質や属性の問題は、いったん棚上げさせていただいて、ひとまず入居が決まり、再び満室状態に戻ったという話でした。
まとめ:
入居募集。
一般の不動産会社ルートだけでなく、他にも網を広げて募集範囲を広げておくのも大切。
今回は不動産会社以外の入居募集法についてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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