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金利〇%の営業協力をお断り

2020.12.17

先日、大規模修繕のために受けた融資の一つが、実行されました。

しかし、まだ修繕自体は終わっていないため、その支払い時まで、銀行に「通知預金」として、留保されています。

通知預金というのをちょっと調べると、

  • 自由度の高い流動性預金

  • 普通預金の金利より少しだけ有利になるもの

というワードがでてきますが、今回の場合でいうと、「大規模修繕のために融資してあげたお金でしょ。なので、その修繕工事が終わって、業者さんに支払うタイミングが来るまでは、勝手に引き出せないように銀行が預かっておきますからね。」という意味合いになります。

「じゃあ、実際に支払いのタイミングで融資を実行してもらった方がいいんじゃない?融資が実行されてしまうと、金利が発生してしまうんじゃないの?」と言われるかもしれませんが、本当にその通りです。

本音をいえば、融資を実行してもらってもどうせお金を引き出して使えないのであれば、無駄な金利を払いたくないので、融資実行は支払いのタイミングぎりぎりにしてもらいたいところです。

しかし、そこはその支店と営業マンの営業成績が関係してきます。

「年内に実行でお願いしますね。」と言われ、新規開拓したばかりの金融機関なだけに、当然OKしました。

とはいえ、銀行へ支払う金利はもちろん経費になりますし、金融機関とのパイプを作るための経費と考えると、安いものだと思っています。

さて、実行が終わり、預けていた通帳を返却してもらう際、「一つお付き合いいただきたいものがあるのですが・・・。」と営業マンより言われました。

「そら来たな、何の営業協力かな。定期積立かな、保険かな、クレジットカードかな・・・。」と思っていると、「生活応援資金ローンを一口、組んでもらえませんか?」とのこと。

今、金融機関の営業マンは、融資だけでなくいろいろな営業ノルマを課せられています。

そのへんの事情は分かっているのでできる限りは協力するようにはしていますが、このローンについては、その場でお断りしました。

ローン名称からもすぐわかりますが、これは、非常に高金利のローン。

「それって、金利がめちゃくちゃ高いものじゃないですか?」と聞いてみると、なんと「6%~」という代物でした。

「いやいや、そんなローンを組んだら、いくら付き合いといっても、他の金融機関さんからの評価も悪くなるでしょう。また、現時点ではそんなに高い金利で借りてまで資金は必要でないので。」とお断りしたのでした。

しかし、金融機関もそのような高金利ローンのノルマを課しているとは、営業マンもツライだろうなと感じた次第です。

私も以前、物件を購入する際、どうしてもキャッシュが足りずに、かなり高金利の融資を受けたことは何度もあります。

でも、それは利回りが30%とか、かなりの収益を期待できるときにだけでした。

また、仮に高金利の融資を受けたときも、とにかく早く繰り上げ返済するのを意識していたのを覚えています。

何でも目的と使い方を考えないと、ひどい状況になってしまいますものね。

しかし、改めて融資実行された通帳を眺めていると、また一つ、取引金融機関が増やせたのだと、しみじみと感じるものがあります。

また、この金融機関には、毎期、申告書などを提示したり、案件を持ち込みながらゆっくり関係づくりに励みたいと思います!

まとめ:
新しい金融機関との取引をゆっくり地道にはじめていこう!

今回は前回に続き、金融機関との関係づくりについてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。