農作業も賃貸経営も段取り・下準備がすべて
実家に帰省して、農作業の手伝いをしてきました。
実家では昔から酒米、そして一部食用の米を作っているのですが、これまで私はノータッチでした。
しかし、父親も、年齢的にも体力的にもそろそろ農作業は厳しくなってきており、まだカラダが動くうちにと、私も農作業に加わることになったのでした。
といっても、年中ある農作業のすべてを把握することなど到底できないので、部分部分で関わって、少しずつ農作業を覚えていくことになりました。
今回は、米作りの最後の工程、稲刈りと出荷の準備です。
といっても、コンバインという稲刈り用の農機具に乗り込むのは父親で、私は、その下準備、田んぼの入り口や隅の部分をカマで稲刈りし、コンバインの刈り残しを刈っていくような作業をしただけです。
しかし、実家の田んぼは耕地整理がされておらず、不整形なだけではなくアップダウンのある立地のため、農業関係者に言わせれば、かなり上級者向けの田んぼとのこと。
農作業を行なうにも、農機具を田んぼに搬入するだけで一苦労。
狭いあぜ道を、半ば転倒しかけながら田んぼまで農機具を操作するのは、見ているだけで怖かったです。
実際、近所でも、農機具の転覆で何名も命を落としています。
今回、父親の農作業に入るまでの段取りを見ていたわけですが、賃貸経営のセルフリフォームの段取りに通じるものを感じました。
農道が細すぎるので、溝に鉄板を敷いてなんちゃって道を作って農機具を動かすなど、農家の知恵には正直驚きましたが、本当に段取り9割、実際の作業1割の世界のように思います。
リフォームだと、例えば塗装工事が分かりやすいですが、養生9割、塗装作業1割などと言われていますものね。
私も実際に、和室の繊維壁に漆喰や珪藻土を塗っていくようなDIYを何度もやってきましたが、本当に養生の作業が塗装の出来を左右します。
養生がイマイチだと、思い切って塗装作業を進められないどころか、余計な箇所に塗料がついてしまって、かなり残念な仕上がりになってしまいます。
なので、塗装経験のある大家さんほど、また、養生に手を抜いて仕上がりで痛い目を見た大家さんほど入念に養生を行ないます。
リフォーム以外でも、例えば、入居者からの退去連絡を受けての入居募集までの段取りについても同じです。
退去の立合日の調整、リフォーム業者の手配、リフォーム、精算、仲介会社への告知など、何か一つの下準備が欠けてもスムーズな入居募集にはつながりません。
仕事も賃貸経営も、段取りがすべて。
農作業も全く同じなんだなと今回の経験を通して感じました。
まとめ:
最大の効果を得るために、準備と段取りを完璧にしておこう。
今回は、実家の農作業を通して、段取りと下準備の大切さを痛感したことについてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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