PAGE TOP

塩漬け物件ができてしまう理由

2017.12.07

前回お話しした中古戸建の買い付けですが、見事に撃沈しました。

営業マンが考えていたよりも交渉が難しかったようでした。

「売り急いでいる」と営業マンに漏らしていた売主さんですが、どうやら資金繰りが回復し、急ぐ必要がなくなってしまった、ということのようでした。

不動産取引はタイミングが全てですので、仕方ないと諦めました。

もちろん、買い上がるようなこともできるのですが、それだと、「単に物件が買いたいだけ・・・。」ということになってしまいますものね。

でも、売主さんには悪いですが、この物件、今の値付けでは余程のことがない限り売れないと考えています。

なぜなら、一目見るだけで、リフォーム代に数百万円かかるということが分かるからです。

実際、既に長期間売れ残っていた物件でしたしね。

今回の営業マンも、売主さんにはあまり強く言えないのだとは思いますが、それでも、売主さんのために本音を言ってあげればいいのになと思いました。

しかし、難しいのは本当のこと、つまり、「このままの価格だと売れ残ってしまいますよ!」ということを言ってしまうと、「じゃあ、お前には頼まん!」と売却依頼そのものを取り上げられてしまうのですから、おかしな話です。

私が定期的に開催している売却勉強会でもお話ししていることなのですが、

売主さんと営業マン

がしっかりタッグを組んでいないと、長期間売れ残ってしまう「塩漬け物件」が簡単に出来上がってしまうのですね。

とはいえ、今回のケースは売主さんがスタンスを変えない限り、交渉がうまくいかないので、また次に行こうと思います。

何年後かに、今回の物件がまだ売れ残っているかもしれませんしね。

今回の営業マンも、また同じような物件を紹介してくれることになりました。

少し前までは、指値をして通らなくても、既にその物件が欲しくなってしまっているので、ガマンして、というか、価格が下がらないことを自分で納得させて、買い負けすることが多くありました。

でも最近は、「無理して買わなくてもいいじゃないか。冷静に冷静に・・・物件を買うときは、絶対物件に惚れたら負けだ。」と自分に言い聞かせてます。

物件購入は、自分との闘いそのものですね。(^^;)


引き続き、頑張ります!

まとめ:
敵は「物件買いたい」病。購入時こそ冷静に、客観的になろう!

今回は、中古戸建の買い付け失敗談を お伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。