こんにちは。FPコミュニケーションズの高橋です。

築古戸建の最大のメリットは、仕入れの安さです。

価格が安いため、現金で購入しDIYを行い、市場に出すというのが、築古戸建投資の成功のセオリーと言われています。

しかし、一見成功事例が多いように見える築古戸建にも失敗事例は潜んでいます。

その多くは、需要のない地域で物件を購入してしまうことや、リフォーム費用、そして相場賃料の判断を見誤ることによって起きています。

以前お会いしたオーナーさんは、物件の安さだけで築古戸建を購入したそうです。

その戸建はリフォームを行い、面積が広いということだけで、相場の賃料で市場に提供しましたが、1年以上申込がなかったとのこと。

賃貸経営をする上で基本でありながら、最も重要な点は、「適正賃料×立地力×物件力」です。

この3つのバランスが取れる物件が、入居者を獲得できる物件であり、そんな物件を供給できているかが重要です。

ここで先ほどのオーナーさんの物件を紹介しましょう。

• 面積だけで決めた賃料


• 不人気駅から徒歩20分超えの立地


• 内装はそこそこ、外壁はボロボロ

このような条件では、お客様が選ぶ訳がありません。

こういった失敗事例にならないように、まずはその地域に賃貸需要はあるのかを調べます。

そして、地域ごとの貸せる賃料を導きます。

更に、年間想定賃料÷(物件価格＋リフォーム)＝最低でも10％と計算し、かけることのできるリフォーム費用を予め算出した上で、購入するのかどうかを判断します。

築古戸建は単に割安物件だからといって、簡単に手を出してはいけません。

多くの投資家が一番に「不動産を購入すること」を考えます。

しかし、そこに入居者がいなければ、その計画は絵に描いた餅でしかないでしょう。

必ず市場調査を行い、需要があるのかを判断した上で購入しなければ、賃貸経営など成り立たないのです。

今回の稼ぐ戸建賃貸レポートが、あなたのお役に立てば幸いです。

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それでは、次回の稼ぐ戸建賃貸レポートをお楽しみに！

◆高橋　淳◆