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「言いにくいのですが・・・」その一言に教えられました

2026.07.23

「入居早々で言いにくいのですが・・・。」

先日、新しく入居された方からお電話をいただきました。

内容は、

  • 浴室に少し落ち切っていない汚れがあること
  • 前の入居者さんがDIYされた際のシールが少し残っていること

というもので、どちらも生活に大きな支障が出るような不具合ではありません。

いわゆる「ソフトクレーム」です。

でも、私の印象に残ったのはその内容ではなく、伝え方でした。

「細かいことで申し訳ないのですが・・・。」
「入居したばかりで言いにくいのですが・・・。」

そんなふうに、とても恐縮しながらお話ししてくださいました。

その言葉を聞いた瞬間、「これは何とかしてあげたい。」と素直に思いました。

と同時に、一つ大きく反省したことがあります。

今回のお部屋は、ハウスクリーニングが終わった翌日に入居という、少しタイトなスケジュールでした。

余裕がないことは最初から分かっていました。

だからこそ、たとえ入居前日の夜であっても、自分の目で最終確認をするべきだったのです。

もし事前にお部屋を確認していれば、「一部クリーニングが残っていますので、後日対応させてください。」と、こちらから事前にお伝えできました。

同じ状況であっても、「入居後にお客様からご指摘いただく」のと、「こちらから事前にお伝えしておく」のとでは、お客様が受ける印象は全く違ったはずです。

賃貸経営では、原状回復工事やハウスクリーニングが終わると、どこかホッとして安心してしまいます。

でも、本当に大切なのはその「あと」です。

専門家のような厳しい目で見る必要はありません。

  • ドアを開け閉めしてみる
  • 水を出してみる
  • 浴室やトイレ、クロスをぐるっと見渡してみる

そんなちょっとした一手間で十分です。

気になったら業者さんにお願いするか、自分でサッと手直しする。

そんな一手間が、入居者さんの第一印象を大きく変えるのだと思います。

そして今回、もう一つ感じたことがあります。

それは、言いにくいことをきちんと伝えてくださる入居者さんは、本当にありがたい存在だということです。

何も言わずに不満だけが積み重なってしまうより、「ここが少し気になります。」と言っていただける方が、より良いお部屋作りのきっかけになります。

賃貸経営では、設備や建物だけを見るのではなく、入居者さんの「声」に耳を傾けることも、とても大切なのだと改めて感じました。

まとめ:
入居前チェックで確認するのは、お部屋だけではありません。
入居者さんとの信頼関係も、その一日から始まっています。

今回は、入居者さんからいただいた一本のお電話を通して感じたことをお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。