「1.2%が2.4%に?」金利交渉はここからです

7年間、固定金利1.2%で借りていたローンが来月、固定期間の満了を迎えます。
その後の条件を相談するため銀行と面談してきました。
担当者が変わったばかりで、後任の方との初めての融資交渉でもありました。
そこで提示されたのが変動金利でも2.4%という条件。
今までの金利の倍です。
目玉が飛び出るほど驚きました。
もちろん、7年前と今とでは金利を取り巻く状況が違います。
以前と同じ条件で借り続けるのが簡単ではないことも分かっているつもりです。
しかし、だからといって「そうですか、分かりました。」と、そのまま受け入れるわけにもいきません。
こちらの経営状況も見ていただき、もう少し何とかならないか。
今回はその相談に行ったのです。
ちょうど8月末に法人の納税を終え、銀行への決算書の提出も済んだところでした。
目の前には損益計算書と貸借対照表。
それを見てもらいながら、自己資本比率や利息・借入返済に対する余力を見る指標などを説明しました。
物件はほぼ満室で稼働しています。
家賃も上がってきていますし、財務体質も以前よりかなり強くなってきている。
こうした点も今回の条件に反映してほしいとお伝えしました。
ところが、ほとんど響いていない様子で、担当者の反応はかなり否定的。
そんなの絶対に無理ですよ、という雰囲気です。
そして、こう言われました。
「実際問題、当行で調達する金利が上がっているので、それに伴い利上げせざるを得ないのはご理解いただきたい。」
それは分かります。
分かっているからこそ、その上で交渉しているのですが・・・。
私からも調達金利が上がっていることは承知しているとお伝えしました。
そのうえで提示された金利を下げる、もしくは現状の金利を維持していただけないかとお願いしているのです、と。
今回改めて感じたのは、数字を説明すればそれだけで交渉が進むわけではないということです。
こちらとしては、経営状態が良くなっていることを決算書と実際の稼働状況で示しているつもりです。
しかし、その意味を担当者に受け止めてもらえなければ話が先に進みません。
銀行の調達金利が上がったのでその分を顧客の金利に反映する。
今回はその理屈が何より優先されているように感じました。
そこから外れる条件で稟議を上げるのは面倒なのだろうか。
こうしたことまで考えてしまいました。
もちろん、担当者の本心は分かりませんし、その方だけで決められる話でもないでしょう。
ただ、こちらの事情をくみ取って上に相談してもらえるのか。
その違いは借りる側にとって決して小さくありません。
では、担当者に難しいと言われたらそこで終わりなのか。
私はまだやれることがあると思っています。
今回は上席や支店長との相談までは進んでいません。
他行への借り換え相談もこれからです。
まずは他の銀行で借り換えができる可能性とその条件を探ってみる。
その上で今の銀行の上席や支店長にも改めて相談したいと考えています。
別の選択肢が実際にあるのかを確認しておけば、こちらもどの条件までなら受け入れられるのかを考えやすくなります。
それでも折り合わなければ借り換えを検討することになります。
ただ、借り換えは金利が低くなればそれでよしという話でもありません。
新たな抵当権設定の費用や司法書士への手数料などの経費も見込んで比較する必要があります。
また、私がそれ以上に気にしているのは今の銀行との関係です。
借り換えによって関係が悪くなり、その後の取引まで難しくなってしまわないか。
ここは金利差だけでは判断できないところです。
取引できる銀行は一つでも多く持っておきたい。
今回の借り換えでその関係が切れてしまうとしたら、私にとってはそれが一番大きなデメリットかもしれません。
だからこそ、借り換えの可能性は探りつつも実行するかどうかは慎重に考えたいと思っています。
もう一つ、今回の面談で考えたことがあります。
銀行からは変動金利のほかに、2年固定、3年固定、5年固定の場合の条件も提示されました。
その中で、あえて2年などの短い固定期間を選ぶのも一つの手ではないかと思ったのです。
理由は、次に交渉する機会を作れるからです。
変動金利だと、金利変更の通知が届きそのまま変更になるだけで、こちらの経営状況を説明する場がないまま終わってしまうこともあります。
一方、今回の銀行ではこれまで固定期間が満了する際に次の条件を相談する機会がありました。
その経験から考えると、短期の固定にしておけば、次の満了前に再び条件を相談するきっかけができます。
その時に経営がさらに良くなっていれば、改めて数字を持って交渉する。
こうした考え方もできるのではないでしょうか。
もちろん、2年固定を選べば金利が下がるという意味ではありません。
次の見直しでさらに高い金利を提示される可能性もありますし、目の前の金利条件も比べる必要があります。
それでも、固定期間を選ぶ時に「いつ、次の交渉の場を持つか。」という視点を加えるのは、私には意味があるように思えました。
今回の交渉はまだこれからです。
金利を下げてもらえたという成功談ではありません。
担当者にはかなり否定的な反応をされましたし、この先も希望通りになるかは分かりません。
しかし、黙って金利が上がるのを指をくわえて見ているだけでは何も変わりませんよね。
まずは自分の決算書や物件の稼働状況をしっかり把握すること。
その上で「うちの経営は悪くない」と自信を持って説明できるのであれば、一度、条件の相談をしてみてもよいのではないでしょうか。
担当者で話が止まるなら、上席にも相談する。
他行の条件を調べて、改めて交渉する。
私も一つずつ動いてみようと思っています。
とにかくやってみるしかありません。
まとめ:
金利の提示をそのまま受け入れる前に、自分の経営状況を数字で示して交渉する。
担当者の反応だけで諦めず、次の相談先と選択肢を探してみよう。
今回は、固定金利の期間満了をきっかけに考えた金利交渉と次の交渉機会の作り方についてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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