「いつもの通り何とかします。」この一言がありがたい。満室経営は一人ではできない

「ちょっと厳しいスケジュールだなぁ・・・。」
お盆休みに入る前日、一室の退去がありました。
夏のこの時期はただでさえ入居募集が難しいうえ、お盆休みに入れば職人さん達もお休みで、原状回復工事にも時間がかかります。
「これは少し長い空室になるかもしれないな。」
そんな覚悟もしていました。
ところがありがたいことに、お盆期間中に内見が入り、そのまま入居申込となりました。
ここまでは「良かった!」という話ですが、問題が一つ。
9月からの転勤に伴うお引越しのため、8月中にお部屋を仕上げなければなりません。
お盆休みを考えると、残された時間はそれほどありません。
そこで、いつもお願いしている退去立会の業者さんに、「かなりギリギリだと思いますが、8月末までに何とか仕上げてもらえませんか?」と相談しました。
すると、「分かっていますよ、いつもの通り何とかします。」と、何とも心強い返事が返ってきたのです。
実はこの業者さんには、今回の退去をかなり早めに伝えていました。
もちろん、お部屋を見なければどこまで修繕が必要かは分かりません。
それでも、「おそらく、いつものように工事の依頼が来るだろう。」と考えて、ハウスクリーニングなどを先回りして手配してくれていたのです。
おかげでお盆明けすぐに工事へ取り掛かれる目途が立ち、契約も無事に進みました。
今回改めて感じたのは、「こういう時に普段の付き合いが効いてくるんだな。」ということでした。
工事費を一円でも安くするために、毎回相見積もりを取る。
もちろんそれも経営です。
しかし、私はそれだけではないと思っています。
・いつも同じ業者さんにお願いする。
・きちんと仕事を発注する。
・請求書が届いたら、できるだけ早く支払う。
こうした当たり前のことを繰り返していると、少しずつ信頼関係ができてきます。
その価値が一番よく分かるのは、今回のように「ちょっと無理をお願いできませんか?」という時なのだと思います。
業者さんだって商売です。
・いつ仕事を頼んでくれるか分からない。
・毎回値段を下げられる。
・支払いも遅い。
そんな相手から「今回だけ急いでください!」と言われても、なかなか「何とかしてあげよう。」とは思えないのではないでしょうか。
逆に、普段の付き合いを積み重ねてきた相手から頼まれたら、「いつも頼んでくれているから、何とかしよう。」と思ってもらえるはずです。
これは単に「良い人になりましょう」という話ではありません。
空室による機会損失を防ぎ、収益を守るための「実践的なリスク管理」の一つだと私は思っています。
一日でも早く工事が終われば、その分だけ早く入居してもらえ、家賃収入にもつながります。
普段から業者さんがきちんと利益を出せるように仕事をお願いし、良い関係を作っておくことは、巡り巡って自分の利益になります。
大家一人だけでは満室経営はできません。
管理会社。
仲介会社。
リフォーム業者。
クリーニング業者。
そして、現場で作業してくださる職人さん。
みんな満室経営を支えてくれるパートナーです。
だからこそ、「発注する側だから。」ではなく、「一緒に満室を作ってくれている。」という感覚で付き合うことが大切なのだと思います。
そうした姿勢で接していれば、本当に困った時に、「分かっていますよ、いつもの通り何とかします。」と言ってもらえる。
その一言に、これまで積み重ねてきた信頼関係が表れるのかもしれませんね。
まとめ:
業者さんとの信頼関係は、普段よりも困った時にこそ価値が分かります。
満室経営は大家一人でするものではなく、たくさんのパートナーと一緒に作るものです。
今回は、急な原状回復工事を通して感じたことをお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
カテゴリー別に見る
おすすめ記事
- 戸建賃貸に物件名はつけるもの?... 8,042 views
- IKEAでお宝発見!手軽に後付けできるダウンライトの使用... 6,775 views
- 融資特約「なし」で売契できますか?... 5,031 views
- 規模企業共済の加入条件に「事業的規模」は含まれるか?... 4,867 views
- 定期借家契約と保証会社とは連動してる?... 4,347 views
- 賃料が急落する! 「サブリース2025年問題」とは!?... 3,540 views
- 実食!! 1粒5000円 350年前の梅干し... 3,237 views
- 住宅市場における2022年問題とは?... 2,896 views
- オリラジ中田さんステルス脱税疑惑⁉︎海外移住は節税になる... 2,880 views
- マンション敷地の「二重使用」で違法建築となる記事を読んで... 2,613 views




