PAGE TOP

「いつもの通り何とかします。」この一言がありがたい。満室経営は一人ではできない

2026.08.27

「ちょっと厳しいスケジュールだなぁ・・・。」

お盆休みに入る前日、一室の退去がありました。

夏のこの時期はただでさえ入居募集が難しいうえ、お盆休みに入れば職人さん達もお休みで、原状回復工事にも時間がかかります。

「これは少し長い空室になるかもしれないな。」

そんな覚悟もしていました。

ところがありがたいことに、お盆期間中に内見が入り、そのまま入居申込となりました。

ここまでは「良かった!」という話ですが、問題が一つ。

9月からの転勤に伴うお引越しのため、8月中にお部屋を仕上げなければなりません。

お盆休みを考えると、残された時間はそれほどありません。

そこで、いつもお願いしている退去立会の業者さんに、「かなりギリギリだと思いますが、8月末までに何とか仕上げてもらえませんか?」と相談しました。

すると、「分かっていますよ、いつもの通り何とかします。」と、何とも心強い返事が返ってきたのです。

実はこの業者さんには、今回の退去をかなり早めに伝えていました。

もちろん、お部屋を見なければどこまで修繕が必要かは分かりません。

それでも、「おそらく、いつものように工事の依頼が来るだろう。」と考えて、ハウスクリーニングなどを先回りして手配してくれていたのです。

おかげでお盆明けすぐに工事へ取り掛かれる目途が立ち、契約も無事に進みました。

今回改めて感じたのは、「こういう時に普段の付き合いが効いてくるんだな。」ということでした。

工事費を一円でも安くするために、毎回相見積もりを取る。

もちろんそれも経営です。

しかし、私はそれだけではないと思っています。

・いつも同じ業者さんにお願いする。
・きちんと仕事を発注する。
・請求書が届いたら、できるだけ早く支払う。

こうした当たり前のことを繰り返していると、少しずつ信頼関係ができてきます。

その価値が一番よく分かるのは、今回のように「ちょっと無理をお願いできませんか?」という時なのだと思います。

業者さんだって商売です。

・いつ仕事を頼んでくれるか分からない。
・毎回値段を下げられる。
・支払いも遅い。

そんな相手から「今回だけ急いでください!」と言われても、なかなか「何とかしてあげよう。」とは思えないのではないでしょうか。

逆に、普段の付き合いを積み重ねてきた相手から頼まれたら、「いつも頼んでくれているから、何とかしよう。」と思ってもらえるはずです。

これは単に「良い人になりましょう」という話ではありません。

空室による機会損失を防ぎ、収益を守るための「実践的なリスク管理」の一つだと私は思っています。

一日でも早く工事が終われば、その分だけ早く入居してもらえ、家賃収入にもつながります。

普段から業者さんがきちんと利益を出せるように仕事をお願いし、良い関係を作っておくことは、巡り巡って自分の利益になります。

大家一人だけでは満室経営はできません。

管理会社。

仲介会社。

リフォーム業者。

クリーニング業者。

そして、現場で作業してくださる職人さん。

みんな満室経営を支えてくれるパートナーです。

だからこそ、「発注する側だから。」ではなく、「一緒に満室を作ってくれている。」という感覚で付き合うことが大切なのだと思います。

そうした姿勢で接していれば、本当に困った時に、「分かっていますよ、いつもの通り何とかします。」と言ってもらえる。

その一言に、これまで積み重ねてきた信頼関係が表れるのかもしれませんね。

まとめ:
業者さんとの信頼関係は、普段よりも困った時にこそ価値が分かります。
満室経営は大家一人でするものではなく、たくさんのパートナーと一緒に作るものです。

今回は、急な原状回復工事を通して感じたことをお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。