マナーの悪い入居者を変える方法とは!?
2016.03.24
私は、貸家やアパートからシェアハウスまで、いろいろな種類の賃貸物件を運営しています。
その中で、先日、シェアハウスを巡回したときのことです。
玄関をあけるとすぐに、入居者さんが書いたと思われるメッセージボードが立てかけられていました。
「ユニットバスの水栓がしまっておらず、水浸しになっていました。戸締りだけでなく、水栓の閉め忘れなども注意しよう!」といったことが書いてあったのです。
この物件では、これまで、私が注意したり、入居者さんからの希望や言いにくいことなどを私が代わってシェアすることはありました。
しかし、このように入居者さん側から直接情報をシェアしていただいたのは、今回が初めてでした。
こういうのって、とてもうれしいものです。
何というか、自分が黙々と行動していたことが、ようやく入居者さんに伝わりかけているのかなと思えたのですね。
他の物件でもこのような経験をしたことがあります。
荒れたアパートに投資し、決済の翌日から掃除をはじめたのですね。
でも、入居者さんのゴミ捨てマナーなどは変わらず、近隣からもときどきクレームになっていました。
自分で掃除する以外にも、巡回清掃を入れたりしながら半年ほどたったころでしょうか。
共用ゴミ捨て場などのクレームがぴたりとなくなったのです。
あるとき、再契約時に入居者さんとお会いすることがあったのですが、「大家さんが谷本さんに切り替わってから、物件がキレイになりました。というか、他の入居者さんがゴミの捨て方などをきちんとするようになったと私には思えます。」と言われました。
バタフライ効果、という言葉があります。
フリー百科事典ウィキペディアによると、バタフライ効果というのは、「力学系の状態にわずかな変化を与えると、そのわずかな変化が無かった場合とは、その後の系の状態が大きく異なってしまうという現象」と説明されています。
「ブラジルで1匹の蝶が羽ばたいたことで、テキサスで竜巻が引き起こされる!?」みたいな内容ですね。
「本当かよ?」とは思いますが、そんな大層な話ではなく、大家さんの小さな行動は、入居者さんの行動や生活に影響を与えると私は信じています。
信じているというよりも、実際に体感しています。
余談ですが、私はオフィスに朝一番に来ます。
エントランスから入って、エレベータに乗るのですが、その途中にゴミが落ちていれば拾うようにしています。
このビルには掃除が朝から入ってくれているのですが、清掃日ではないときは、たまにゴミが落ちているのです。
もちろん、これは自分のアパートを巡回しても同じこと。
小さなことでも、積み重ねると大きな効果になって返ってきます。
誰も見ていなくとも、不動産の神様はきっと私たちを見てくれています!
満室経営を続けられるのは、そんな神様を味方にした私たちだけですよね。(^^
繁忙期も残すところあと1週間ほど。満室にして4月を迎えましょう!
まとめ:
日々の小さな行動の積み重ねが大きな効果を生む!
今回は入居者さん自身がしてくれたうれしい事例をご紹介しました。何かの参考にしていただけましたら幸いです。
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