PAGE TOP

今年初めての融資がおりました

2021.02.25

今年になって初めて、物件購入のための融資がおりました。

といっても、今回購入することになったのは、土地・建物ではなく、野立ての太陽光発電システムです。

野立てというのは、文字通り、地面に設置するタイプの太陽光発電です。

太陽光発電自体は、これまでもアパートの屋根に何件も設置してきました。

売電単価が42円/kWhのときに、初めて太陽光発電に投資したので、今ほどブームになる前にスタートしていたのかなと思います。

当時は、売電単価は高いものの、その分太陽光パネルも価格が高く、投資利回りはそれほど高くありませんでした。

もっとも、今は売電単価がずいぶん下がってきてしまったものの、パネル自体の価格もかなり下がってきており、以前と比べても、投資利回りはあまり変わっていないのかなという感じです。

でも、野立てタイプは今回が初めて。

しかも今回は、土地自体は地主さんより賃借して、その上に太陽光発電設備を建築するという案件です。

地上権設定や動産保険、動産担保といった、これまでの不動産投資で遭遇しなかった法律用語がたくさん出てきています。

アパートの屋根に設置する太陽光発電と比べると、野立ては規模が大きくなります。

しかし、メンテナンスコストや地代、また、除草作業費などを考慮すると、それほど手元にキャッシュが残る案件にはなりません。

投資規模も、アパートなどの賃貸物件を購入することに比べればかなり小さいものです。

投資規模が小さい=リスクが低い⇒リターンも小さい

このような、あまり旨みのない案件になぜ取り組もうと思ったかというと、正直、金融機関との関係作り程度のものと思っています。

融資が厳しくなったと言われて久しいですが、そんな一般論に捉われてばかりいても仕方ないものと個人的には考えています。

具体的に、個別案件を持ち込んでみる、こうしない限り、各々の金融機関、各支店、各営業マンの考えや回答なんてわかりませんものね。

これまで、自身が取り組んできた太陽光発電に関する融資というと、ジャックスやオリコなどの信販系ローン会社ばかりでした。

工事業者さんとセットになっていることが多くて、審査が早いのですが、金利が高いことがネックでした。

また、融資を受けるということは、その金融機関とのパイプを強くすることと同じと普段から考えているのですが、信販系のローン会社からいくらローンを受けても、その後の広がりはないだろうなと思っていたのですね。

たとえ、太陽光発電で信販系から融資を受けられても、その次に収益物件の購入で、その信販系ローン会社が融資してくれるかというと、全くそのようなことはないですものね。

なので、今回は始めから信販系ローン会社には打診せずに、すでに取引のある地銀さんに打診したのです。

結果は、時間がかかったのですが、無事に満額融資してくれるとのこと。

太陽光発電の会社からの条件として、融資証明の取得があったので、それも地銀に打診していたところ、無事、発行もしてくれました。

今回の融資について、地銀の営業マンにヒアリングしてみたところ、

  • もしこれが、その銀行の私に対する初めての取引であったら、取り上げることすらなかったと思われる。

  • なぜなら太陽光発電は、実際に発電して収益が発生するまでに、トラブルが発生することが非常に多い。

  • そのトラブルとは、なかなか工事が着工されないとか、途中で建築会社が倒産するとか。
    また、工事が完了しても連携がうまくいかず、発電がされないといったようなこともある。

  • 特に野立て案件は、遠隔地になることが多く、支店としても保全の観点から前向きにはそもそも融資しにくい。

といったことを言われました。

確かに、銀行や支店によっても見解や姿勢は異なるとは思いますが、言われていることは一つ一つうなずけるものでした。

でも、そんな中でも、「また同じような案件がでてきたら、ぜひ持ち込んできてください。すでに取引があるので、前向きに取り上げますので。」という一言が得られたので、嬉しく思いました。

これまで事あるごとに相談したり、関係を築こうとしてきた甲斐があったということかなと。

もっとも今回の案件も、将来、本命物件が出てきたときのための布石と自分の中では思っていますが、まずは融資を一つ積み上げられたので、よしとします。

ただ、ちゃっかり、その営業マンの営業協力に一つ、付き合わされました。

積立タイプの投資信託、月々数千円のもの、一口です。

営業マン曰く、「これも総合取引の一つになって、より融資に取り組みやすくなるので・・・。」とのことでしたが、それはどうでしょうね(-o-;

でも、金融機関やその営業マンに勝たせてあげないと融資してくれないので、できる範囲で支店や営業マンの成績には貢献していかないとな、と改めて思った次第です。

まとめ:
小さな案件を積み重ねて、本命物件の融資獲得につなげる!

今回は、野立て太陽光の融資がおりたという体験談をお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。