満室のチャンスを潰す不動産業者に注意!
2016.02.04
さらに、理解を示してもらえる会社さんになると、10社に1社、あるかないかというところでしょうか。」
不動産業界で周辺サービスを提供している会社との、入居募集に関する打合せの場でのことでした。
「留学生に住まいを提供するための仕組みを作っていて、その受け入れ先となる不動産会社と物件を探している」という内容。複数の留学生で物件をシェアして借りられるようにするとのことでした。
空室対策にもなるので、断る理由がありません。
しかし、不動産業界でこの会社を知らない人はいないというぐらい知名度のある会社を訪れた時でさえ、
・ 留学生
・ シェア
という言葉を出した途端、「ウチではそういったお話は、全てご遠慮いただいています。」と断られてしまうということでした。
留学生の全てがトラブルを起こすわけではないのですが、やっぱり、依然として不動産業界は、新しいことやトラブルの可能性になるものを徹底的に嫌いますね。
もちろん、文化や認識の違いで、「ゴミ出しのマナー」「騒音」「部屋の使い方」などで、トラブルは発生すると思います。そこで注意しても直らない可能性もあります。
しかし、そういったトラブルが発生するリスクとその対処法を分かった上で外国の方を受け入れるというのは、やはり有効な空室対策です。
まあ、私は前回のコラムでご紹介した通り、民泊でトラブルを経験してしまったので、「そんなお前が偉そうに言うな!」と怒られてしまうかもしれませんが・・・(><)
ここでの問題は、そのような空室対策・ニーズがあるにも関わらず、不動産会社の勝手なやり方や効率のためにもみ消されてしまうことです。
本来、留学生を「受け入れる・受け入れない」は、家主である大家さんが決定すべきことです。それを、報告もせずに門前払いしてしまうというのは、理解できません。
もちろん、事前に大家さんが、「私は絶対に留学生なんて、受け入れませんからね!」と伝えられているのなら話は別ですが。
なので、もしご自身が「外国人・留学生ウェルカム」なのであれば、依頼している不動産会社に日頃からのコミュニケーションで伝えておかなければなりません。
そうすることで、空室に困っている大家さんも、また、部屋探しに困っている外国の方もお互いWin-Winになればと思いました。
まとめ:
知らないところで満室のチャンスを潰されていないか、確認してみよう!
今回は留学生の受け入れに関する打合せと変われない不動産会社についてお話ししました。何かの参考にしていただけましたら幸いです。
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