早期満室になる家賃設定とは!?
2015.11.05
理由は転勤とのことで、仕方がありません。
退去後、すぐにクリーニングまで手配していたのですが、クリーニングが終わったその翌日に入居申込みが入りました。
しかも、家賃1割アップ。
この物件はフルローンで新築していたうえに完成がかなり遅れてしまったこともあり、元利払いのストレスがあったので「早期満室になる」賃料設定にしていました。
なので、まずは満室にして、退去がある都度、家賃設定を見直して募集しようと考えていたのです。
新築時の家賃設定は難しいものですが、まずは満室にしてしまい、退去がある都度、少しずつ家賃を上げて市場の反応を見るというやり方は、「機会損失を防ぐ」という意味でなかなかオススメです。
というのも、新築してからなかなか満室にならず、空室期間を数か月作ってしまうと、その期間分の家賃の損失が発生してしまいます。
家賃6万円のお部屋で3か月の空室があれば、それだけで18万円の損失です。
もし、市場の反応で5.5万円であればすぐに決まるという声があがっているのであれば、その設定ですぐに決める方が経済的にプラスと考えることもできます。
5.5万円の家賃なら、6万円の場合と比較すると5千円の差ですので、1年で6万円、2年で12万円の違いにしかなりません。
先ほどの設定家賃6万円、空室期間3か月の損失と、上記の差がプラスマイナス0になるまでは、まる3年もかかります。
また、空室期間が3か月も続いてしまった場合、結局指し値されて、5.5万円になってしまい、それならはじめから値下げして3か月早くに決めておけばよかった・・・ということも往々にしてあります。
もちろん、結果論ですが、ただ一つ言えることは、「退去があってから実験的に家賃をあげてみること」も選択肢の一つであるということです。
もちろん、「新築」ではなく、「築浅」物件という扱いになるデメリットはあります。
でも、自分の物件が「競合物件よりも差別化された物件である!」と胸を張って言えるなら、挑戦してみるべきだと思います。(^^
まとめ:
はじめは無難な家賃設定にして、退去後に一室単位で家賃を上げてみるのも一つの方法!
今回は新築・築浅物件の入居募集方法についてお伝えしました。何かの参考にしていただけましたら幸いです。
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