業者さんに対するさじ加減は難しい!?
2016.03.03
自分の物件も、今期はかなりの入退去があり、けっこうめまぐるしく電話対応しています。
さらに、これもよくあることですが、入居申込みからそのまま契約になるかと思いきや、いきなりキャンセルを喰らわされるなど、繁忙期にありがちな事例も起こっています。
このドタキャン、本当にはらわたが煮えくり返りますよね。
だって、契約するというので、他からの内見や申込みも断っているのに、「すいません、キャンセルになってしまいました・・・。」の一言で白紙になってしまうなんて、悲しすぎます。
このために、1~2ヶ月の機会損失が一瞬で発生するなんてこともザラにあります。
先日もドタキャンが1件あって、そのときはたまたますぐに成約していったのでそれほどのダメージはありませんでしたが、下手したらそのまま1年間空室・・・なんてこともありますものね。
ですので、仮に入居申込みが入ったとしても、決して入居募集をストップしてはいけません。契約を締結し、入金を確認するまでは入居募集をし続けるべきです。
例え、仲介会社の営業マンが、「このお客さん、固いです。キャンセルになることはまずありませんよ・・・。」と言ったとしても、その営業マンはキャンセルになったときの機会損失を補てんしてくれるわけでも何でもないのです。
これまでも、そんなトークにまんまと乗せられたあげく、ドタキャンされたことが何度も何度もあります。
ですが、このさじ加減が非常に難しい・・・。
失敗すると、営業マンから逆切れされることもあります。
つい先日、入居申込みが重なった案件がありました。
そのお部屋には、内見前から「仮の」申込みが入っていました。
「内見で反応が良かったらすぐに契約に進めたい」とのことでしたが、結局、内見してみないと契約するかどうかは分からない、ということでした。
そんな内容では、他からの内見や申込みをストップさせることはできません。
たまたまなのですが、この業者さんが内見した直後に別の業者さんからの内見案内も入ったのです。
結局、どちらも申込みになったのですが、大家としては、どちらかを選ばなければなりません。
結果的には、先の申込みの方が属性的によかったので、こちらを優先することにしました。
ところが、断られた営業マンはかなり怒って電話してきます。
「先に申込みが入ってるんならそう言ってくださいよ。それが分かってたら案内なんてしませんでしたよ。無駄足を踏ませて、どういう神経してるんですか!」という感じです。
いくら、「先の申込みが仮のもので、内見した結果申込みにならない可能性もあった」ということを説明しても、納得してくれません。
この営業マンの言い分も分かりますが、先に申込みが入っていることを伝えてしまうと、このようなタイプの営業マンの場合、もはや内見案内すらしてくれません。
ということは、大家としては機会損失を防ぐため、仮の申込みなどが入っていることは言うべきではないと思うのですね。
とはいえ、このようなさじ加減は一概に言えるものではなく、協力業者さんとの人間関係などにもよる所が大きいですよね。
引っ越しシーズンもあと1か月ほど。
本当の終盤戦ですが、気を抜かず、引き続きフルパワーでがんばります!
まとめ:
機会損失を一日でも少なくしつつ、業者さんにもうまく動いてもらえるような関係を作ろう!
今回は入居申込み時に関する失敗談(?)をお話ししました。何かの参考にしていただけましたら幸いです。
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