谷本、はじめて入居者の死に直面する・・・
2019.12.05
本当に賃貸経営では、日々ドラマが起こります。
今回遭遇したのは、入居者の死です。
今まで、入居者の死に直接遭遇したことはなく、購入物件で、過去に孤独死があったことが、数年後に発覚したことぐらいです。
その時は、ご近所さんと立ち話をしていてひょんなことから発覚したのですが、まあ、ショックでしたね。
それ、購入時の重説で説明すべきでしょ、というのが、その時の心情でしたが、今となっては懐かしい思い出です。
今回直面したのは、孤独死や自殺といったものではなく、
- 高齢お二人での入居(男性とその内縁の妻?)
- 亡くなられたのは男性
- 死亡診断書によると死因は心筋梗塞
- 同居の女性による通報で死亡が発覚
というものでした。
生活保護を受けていた世帯で、私は生活保護課からの連絡でその事実を知りました。
本件、はじめに連絡を受けたとき、強烈にびっくりしました。
というのも、死亡推定日の前日にその男性と電話で15分ぐらい、話をしていたからです。
この男性、私がこのアパートを購入したよりも前から住んでいて、購入後も何度も再契約してくれている、アパートの主のような方でした。
長く住んでくれるのはいいのですが、実はこの男性、騒音トラブルや警察沙汰を頻繁に起こす、トラブルメーカーでもあったんですね。
深夜に酔っぱらって帰宅し、隣や下の階の玄関ドアをバンバン叩いたり、怒鳴ったり、明け方まで何度も何度もインターホンを鳴らしたり、果てはご近所にまで迷惑をかけていた、という方です。
その日も、お隣からの連絡を受け、私は直接その男性に電話をしていたところだったのです。
お隣さんが困っているので、金輪際、一回でも迷惑をかけるようなことをしたら退去してもらいますと、かなりの勢いで叱ったのです。
今回の死が、もしかしたら私の電話が原因の一つではないか、と今思っていて、ちょっと考えてしまったのですね。
しかし、お隣さんも下の階の方も、本当に困っておられたので、大家として、管理者として、黙ってはおれませんでした。。。
生活保護課の方と話していたところ、対象者が亡くなられても、生活保護費は、半年間は払い続けます、とのことでした。
(保護費は、市役所から直接私の口座へ入金してもらう方式です。)
同居の未婚の方の立場が、ある程度保護されているのでしょうかね。
とはいえ、半年後に空室になることが確定したので、気を取り直して、リフォームの段取りを進めようと思います。
古い2DKの物件で、他の部屋は順次1LDKにリノベーションしてきていたのですが、このお部屋だけ残っていました。
和室2つにバランス釜という、お金の超かかるタイプのお部屋で、この点でも今から気が重いです。
賃貸経営って、本当にうまくいくときもあれば、うまくいかないことも多いですね。
でも、ここを踏ん張って頑張ります!
まとめ:
いつかは必ず発生する入居者の死。すぐに対応できる体制を整えておこう。
今回は、入居者の死に遭遇した経験談をお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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