コピー機の営業と借り換え交渉
2015.12.10
きっかけは飛び込み営業マンの営業で、「ウチなら今のランニングコストをもっと下げられますよ!」という営業トークからでした。
実は当社のコピー機のランニングコスト、経理のFさんが、もともとかなりのローコストにしてくれていました。それが今回さらに安くなるということで、話がトントン拍子に進みます。
一般的に、コピー量が多い大きな規模の会社の方が、1枚あたりのコストは安く設定されていることが多いです。
今回の話では、当社より20倍ぐらい大きな規模の会社でのランニングコストよりも、さらに安くなるということで、文句のつけようがありません。
「それではこの条件で今、契約してください。」とお決まりの営業トークでFさんはクロージングを受けたのですが、「さすがに今ここでは捺印できません。また、両てんびんにかけるわけではありませんが、今お付き合いしている会社さんにも話を通すのが筋でしょう。」と、その場では契約されませんでした。
ところが、元の契約をしていた会社に経緯を話してみると、「せっかくのお付き合いですから、ウチもがんばります。」とさらなる好条件を提示してくれたのでした。
結局、コストは劇的に下がったわけですが、これ、最近私が取り組んでいる借り換え交渉と同じような話だなと思いました。
事実、前回お話しした通り、今貸してくれている銀行へ借り換えの話を持ち出したところ、金利を大幅に下げてくれました。
もちろん、その銀行にとっては金利が下がってしまったので、利益の大幅ダウンでおもしろいことは何もありません。それでも、貸出残高が0になるよりは、低利でも貸し続けていた方がいいと判断してくれました。
コピー機の営業もそうですが、借り換え交渉でも何がきっかけになるかわかりません。私の借り換え交渉も、毎週のように銀行訪問している中での雑談からでてきた話です。
決算や確定申告の報告、物件購入や売却など不動産に関するいろいろなイベントの都度、雑談の中で金利交渉を持ち出してみましょう。
何もしなければ金利はそのままです。でも、こちらから何かアクションすれば、金利が下がるかもしれません。
借入金額や金利によっては、金利交渉によるキャッシュフローの増加が、小さな物件購入に匹敵する効果を生み出すこともあります。
今回のコピー機の営業をみていて、「きっかけ作りってほんとに大事だな。」と思いました。(^^)
まとめ:
何かアクションすることで、金利交渉のきっかけが生まれてくる!
今回は金融機関との金利交渉のきっかけ作りについてお話ししました。何かの参考にしていただけましたら幸いです。
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