物事に「絶対問題なし」「絶対大丈夫」なんてものはない

「○号室の入居ですが、問題ないですよね?大丈夫でしょうか?」
仲介会社Aの営業マンより、意味不明な確認電話がかかってきました。
○号室は、8年半ほど入居されていた方が来週退去して空室となるのですが、A社の仲介ですでに次の入居者が決まっています。
申込みの段階ではなく、契約締結・契約金の入金まですべて完了していて、あとはカギを渡すのみの状態です。
A社の営業マンは、退去予定に変更がないか、また退去立会い後の原状回復工事が入居日までに完了するかどうかを確認するため、電話をしてきたのでした。
もともとこの部屋を仲介した営業マンはすでに退職してしまったようで、今回電話をしてきたのは後任の営業マンのようです。
実は私、この「問題ないですよね?大丈夫ですよね?」と聞かれたりするのが大嫌いです。
何をするにしても、「絶対に問題が起こらない」「絶対に大丈夫」なんて答えられるはずがないですものね。
今回のケースでいえば、退去日(既存入居者の引越し日)の変更はないにしても、実際に退去後の居室の状態を確認してみないことには、原状回復工事のスケジュールが最終的にどうなるかは確定できません。
そのため、場合によっては契約開始日になっても居室が使用できない、という可能性もあるわけです。
前任者とは、そのあたりの入居者にとってのデメリットについてもしっかりと伝えた上で、契約が締結されているはずでした。
また、「言った・言わない」を防ぐためにも、退去日から契約開始日まで約3週間空けていて、さらに、余裕を見てフリーレントまで付けています。
こうすることで、契約始期になっても居室を使用できない、という大きなリスク(ストレス)はかなり抑えられているものと思っていました。
さらには、万が一の場合にも入居者に納得してもらえるよう、そうしたリスクを承知の上で入居契約を進めてもらいました。
そのあたりの経緯を知ってか知らずか、「入居、問題ないですよね?大丈夫ですよね?」と言われたので、正直カチンときてしまった、というわけです。
「今お伝えしたような経緯があるのと、御社も入居者さんも退去前の入居契約のリスクを承知の上での今回の話かと思います。私もできる限りのことはもちろんしますので、あとは御社と入居者さんとでうまくやっていただけませんか?」と後任営業マンには伝えました。
さてさて、今回の入居はうまくいくのか。
結果はまた本コラムでも共有いたしますね。
まとめ:
入退去や契約に「絶対大丈夫」はない。
できるのは起こり得るトラブルを予測し、それをできるだけ予防・軽減するための策を練るだけです。
今回は、仲介会社の営業マンとの連携の仕方についてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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