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「何でここまでやるの?」と思ったその先に

2026.07.02

「何でここまでやらないといけないんだろう・・・。」

久しぶりにそんなことを思いました。

先日のコラムでもお伝えしましたが、現在、悪質な家賃滞納者に対して少額訴訟の手続きを進めています。

先日のコラム⇒ https://www.superfp.com/blog/?p=11434

訴訟を起こしてしまえば、すぐに裁判が始まるものだと思っていましたが、実際にはそんなに簡単ではありません。

相手方が訴状を受け取らなかったため、住所調査や勤務先調査などの手続きを順次進めることとなりました。

「勤務先送達」という、勤務先への訴状送達についても、すでに退職していたため、不成立となってしまいました。

そして最後にたどり着いたのが、「付郵便送達」という手続きです。

初めて聞く手続きでしたが、相手方が実際に受け取らなかった場合でも、発送された時点で通知が届いたものとみなされる制度とのことでした。

「こんな方法があるなら、最初からこれでいいのでは?」と思い、裁判所の担当者に聞いてみたところ、返ってきた答えはとてもシンプルでした。

「やれるだけのことをやって、それでもダメだった時の最後の手段なんです。」

なるほど・・・。

便利な方法というより、「最後の一手」だったのですね。

結局、少額訴訟を提起してから口頭弁論期日まで約2ヶ月。

当初予定されていた口頭弁論期日も、相手が訴状を受け取らなかったことで延期になってしまいました。

その間には、住所調査のために、まるで探偵のようにベランダの洗濯物の状況を確認したり、夜に部屋の明かりがついているかを見に行ったり、近隣の方に聞き込みをしたり・・・。

正直、「ここまでやる意味があるのだろうか。」と何度も思いました。

でも、一つ一つ順番を踏んできたからこそ、ようやく裁判所も次の段階へ進めてくれたのだと思います。

この話、不動産投資でもよく似ているなと感じました。

例えば空室対策。

広告だけ変えれば決まるわけではありません。

募集条件を見直したり、室内を改善したり、仲介会社へ営業したり・・・。

銀行との融資交渉も同じです。

一度断られたから終わりではなく、資料を準備し、担当者と話を重ね、少しずつ信頼関係を築いていく。

遠回りに見えることでも、順番を飛ばさず積み重ねることで、初めて道が開けることがあります。

もちろん面倒ですし、できれば近道を探したくなります。

私自身、今回ばかりはそう思いました。

でも、最後の手段というのは最初から使うものではなく、やるべきことをやり切った人だけが使えるものなのだと改めて感じました。

もし今、少額訴訟を起こそうか迷っているのであれば、まずは簡易裁判所へ相談に行ってみるだけでも十分です。

一歩踏み出せば、次に何をすればいいのかを教えてもらえます。

そして、それは裁判だけではなく、不動産投資や賃貸経営でも同じなのだと思います。

今取り組んでいることが遠回りに思えても、その一歩一歩が、案外ゴールへの最短ルートなのかもしれませんね。

まとめ:
最後の一手は、最後まで取っておく。
近道を探すより順番を飛ばさず行動することが、結果への一番の近道です。

今回は、少額訴訟手続きを進める中で感じたことをお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。