地元信金さんの新規開拓
2020.10.22
久々に融資内諾の連絡がきました。
といっても、小さな案件です。
何度かこのコラムでもお伝えしてきた、DIY賃貸として募集していたけれど、見事に失敗し、方針転換した物件です。
DIY賃貸のコラムはこちら⇒ https://www.superfp.com/blog/?p=7379
リフォームせずにそのままDIY賃貸として貸せるかなと試していたのですが、何度か申込みが入りつつも成約には至らず、気持ちが萎えてしまい、建替えに転換したのでした。
プランとしてみると、約20坪の土地で、
- 約20坪、2LDK、LDK約12帖
- 庭付き、駐車場付き
- 南向き
といった、戸建賃貸が配置できました。
これまで何度も新築物件は建ててきましたが、実は、「純粋な戸建」を建築するのは初めてです。
これまではどうしても効率性や規模の問題で、なんちゃって戸建賃貸やテラスハウス止まりでした。
でも本当は、毎回毎回、完全な新築戸建て賃貸をやってみたいという思いがあったのです。
幸いなことに、この近隣でも似たような物件(以前自分が住んでいた賃貸併用住宅やテラスハウス)を貸せているので、これが家賃のベンチマークにもなり、融資打診もスムーズでした。
近隣は古い住宅地で、新築・築浅のテラスハウスなど皆無なので、それもあってか、これらのベンチマーク物件は、相場より高い賃料で貸せています。
今回は完全な新築戸建てということで、それよりももう少し高い賃料で貸せるでしょ、という説明で銀行も納得してくれた模様です。
しかも、実は今回の金融機関は、地元で唯一開拓できていなかった信金さん。
この信金さんとの融資取引を作ることがもう一つの目的だったのですが、これがうまくいきそうで嬉しいです。
このコラムでも何度かお伝えしましたが、いきなり数千万円の融資を申込むというのは、金融機関にとって非常識です。
しかし、今回のような小型の案件であれば、初めての金融機関でも融資しやすいのかなと思います。
実際、今回の信金の担当者さんもそのように話されていました。
今回の土地(古い戸建)は、20坪程度の売れ残り物件です。
なぜ売れないかというと、このエリアでは30坪以上、できれば35坪以上が「売れやすい案件」になっているからです。
20坪という広さでは見向きもされず、空き家も目立っているエリアです。
今回の計画地のような案件を激安で入手していければ、そのままリノベ―ションというのもいいのですが、取得後に新築に建替え、というのもアリなのかなと考えています。
リノベーションして安く貸す、というのも一つの手なのですが、新築してもう少し高い家賃で貸してみると、手残りベースではどちらもそれほど変わらなくなったりします。
もちろん、その時のケースバイケースですが。
まあ、今回の建替えがこのまま上手くいき、かつ入居がついてからの話なので、まだまだ試行錯誤の段階です。
また進捗ありましたら、本コラムで情報共有したいと思います!
まとめ:
金融機関の新規開拓に、少額融資を持ち込むのも有効な方法です。
今回は、新築への建替え及び新規の金融機関開拓についてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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