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準事故物件の運用法(出口戦略)はどうすべきか?

2023.03.16

先日からお伝えしているシェアハウス物件の再生ですが、特殊清掃会社さんと打合せをし、オゾン発生器を使い、消臭剤も散布することになりました。

前回のコラムはこちら⇒ https://www.superfp.com/blog/?p=9652

お部屋自体には、そこまで異臭の染みつきも感じられないので、「何もそこまでしなくてもいいんじゃないの?」という意見もあったのですが、徹底的に清掃することにしました。

清掃会社さんには、どんな器具を使うのかを説明いただき、さらにメーカーHPを見たところ、本格的な感じがして期待できそうです。

でも、実際には効果そのものよりも、「ここまでできる限りの消臭・消毒作業を実施しました!」ということが言えれば、それだけで意味があると思っています。

あと、居室のリフォームについては、今回は天井に凝ってみようかと思い、初めて天井に木目調のクロスを選択してみました。

昨年寄せられたリフォーム事例の一つに、壁だけではなく、天井にアクセント(フロア調)をつけると高級感がでる!というものがあり、気になっていたので試してみようと思ったのでした。

これまで何も考えずに、天井は「白」しか選んでこなかったので、どんな仕上がりになるか楽しみです。

確かに、オシャレな建物で時々天井に木が貼られているのを見かけますものね。

ただ、本物の木ではなくあくまでクロスなので、安っぽさが出ないか、これは確かめてみたいと思います。

何事も実験、実験です。

あと、リフォーム・清掃後の本物件の運用法ですが、正直、シェアハウス物件として続けるのは難しいように思っています。

想像していたことですが、他の入居者様が退去を検討されています。

虫食い状態のままだと、シェア運営は収益的に厳しいので、

  • 全世帯が退去後、通常賃貸(戸建賃貸)に切り替える。
  • 売却してしまう。
  • 建て替える。

といった方法がすぐに思い浮かびます。

しかし、土地面積が小さく小規模な物件しか建てられず、さらに建築費が高騰しているこの状況では、建替えは厳しいかもしれません。

また売却も、この特殊事情の中では相当安くしないと売れない可能性が高く、これも気が進みません。

なので私の中では、8割方、通常賃貸にする方向に傾いています。

もちろん通常賃貸にしたところで、相場よりは安くしないと貸せないとは思いますが、それでもお金をかけずにすぐに取り掛かれますものね。

さてさて、どうなるか。

また本コラムで、この物件の経過を情報共有していきたいと思います。

まとめ:
物件の出口戦略。
売却・保有・建替えなど、それぞれのメリット・デメリットを考えて進めていこう。

今回は、準事故物件の運用法(出口戦略)についてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。