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金利実質「0」%を獲得!大規模修繕の準備万端!

2020.12.10

自分で運営している法人の一つが12月決算のため、12月中に何か設備投資などできないかと、ちょこちょこ備品を買ったり、修繕したりして、物件の付加価値UP&節税を図っています。

本来、支払う必要のないものを節税という名目で無理矢理支出するのは、意味がありません。

支出するともちろん節税にはなりますが、当たり前のことながら現金が出ていきますものね。

逆にその分支出しなければ、税金はかかるけれど、手元に残るお金は多くなります。

例えば、税金を減らしたいために100万円の支出をするとします。

仮に税率が30%だとすると、たしかに100万円の経費が出れば、税金は30万円減ります。

ところがその30万円を考慮しても、余計に70万円キャッシュアウトしてしまうことになります。
(もちろん、意味のある必要な支出の100万円であれば話は別です。)

一方、100万円の支出をせず、そのまま税金を支払うとします。

この場合、その100万円分には税率30%で税金が発生しますので、支出は30万円です。

そうすると、何も支出せず大人しく税金を支払った方が手元に残るお金は多くなります。

このように、節税ばかりに目を奪われるのではなく、意味のある支出になるよう注意しなければなりません。

私たち不動産投資家にとっての意味のある支出とは、

  • 物件の付加価値UP
  • 物件の維持管理

にお金を使い、空室を満室にしやすくすること、満室状態を常にキープすることです。

修繕費にお金を使うのが、その最たるものになります。

この1年半ほどは、集中して物件の大規模修繕に取り組んでいます。

たしかに出ていくお金は大きくなりますが、長期入居の維持や早期満室に直結するものと思っています。

同時にそれが節税につながれば最高ですね。

前回のコラムでご紹介した、新規開拓の信金さんとは別に、既存の取引銀行にも融資を打診していました。
前回のコラムはこちら⇒ https://www.superfp.com/blog/?p=7629

その回答が先日きまして、今回なんと、金利実質0%で融資してもらえることになりました。

金利が「実質」0%というのは、市区町村の利子補給制度が利用できることになったからでした。

金利の半額分の利子補給は今まで何度も経験してきたのですが、今回のような金利全額分の利子補給は初めてです。

いったん銀行には金利を支払うのですが、後日、その金利分が全額キャッシュバックされてくるという代物なので、超お得。

保証協会の保証料を融資実行時に支払う必要があるタイプのものですが、それでもこれは大きいですよね。

経験があるのですが、このような「利子補給制度」を知らない担当者だと、利用できるのにそのままスルーされてしまい、ムダな金利を支払うだけになることがあります。

なので、融資を打診する際には、「何か県や市区町村から、利子補給など受けられるお得な制度が使えないか?」という視点を持っておくことが、非常に大切です。

さてさて、これで直近の大規模修繕の準備は整いましたので、あとは修繕を実施し、物件の競争力をUPして来年に向かいたいと思います!

まとめ:
節税は大事。でも、何のために節税するのかを常に考えよう!

今回は、節税と物件の付加価値UPについてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。