相手の気持ちを考えて行動すると交渉がスムーズになる
先日、駐車場のない物件で、近隣の月極め駐車場を契約してきました。
駐車場が必須のエリア・入居者層の物件で、駐車場がないのは本当に致命的。
もっとも、「だったらそんな物件、買ってはいけないのでは?」と思われるかもしれません。
おっしゃる通りで、駐車場がないことで全く満室にならないのであれば、このような物件は買ってはいけない種類の一つにランクインしてしまいます。
ただ、近隣で駐車場を確保できるのであれば、そんなデメリットもカバーできることがあります。
さて、この月極め駐車場には個人名と電話番号が書かれているだけの看板が立ててあり、どうやら個人オーナーが自主管理しているような雰囲気を醸し出していました。
書かれている番号に電話してみると、案の定個人の大家さんにつながり、契約する場合は印鑑と契約金を持って、大家さんのご自宅に訪問するように、とのこと。
たまたま来月、空きがでるということで、さっそく仮押さえしてもらい、契約することになりました。
問い合わせてから数日後、すぐに契約に伺ったわけですが、話をしてみると、昔から代々続く地主さんであることが分かりました。
一通り説明が終わると、
「あんた、なかなかやるね~。あの駐車場はなかなか空きがでなくて、今回も本当に数日前に解約連絡が入ったところだよ。今の借り手さん達って結構ひどくて、電話で押さえとくから契約しにきてって約束しても、1週間たっても2週間経っても来てくれるどころか、電話の一つも寄こさないって人が結構多いよ。話してて分かるけど、おたくも賃貸やってるんでしょ。だから、契約の大切さが分かってるからすぐ来てくれたんだよね。」
ということを言われたのですが、やっぱりお互い賃貸経営をしていると、申し込み後のキャンセルが本当に腹の立つこと、という話題で盛り上がります。
この、散々キープされたあげく、あっさりキャンセル、そして機会損失が拡大というのは、大家としては何とかして避けたいものです。
でも、だからこそ逆の立場になると、そんな非礼はしない、という気持ちを見せることで取引がスムーズに、時には有利に進むことも往々にしてあります。
これは賃貸だけでなく、売買の場合でも通じるものがあります。
お互いの気持ちを考えながら交渉や取引を進めること、これからも続けたいと思います。
まとめ:
貸し手と借り手、また売り手と買い手、相手の気持ちを考えて不動産投資していこう!
今回は、地主さんとの会話の中で再確認したことについてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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