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やっぱり最強の空室対策は「退去させないこと」

2017.11.09

「実は、新築当初に入居してくれた入居者さんが、今も継続して住んでくれているんですよ。」

10年前に土地活用コンサルティングをさせていただいたクライアント様に先日お会いした際、お聞きした話です。

計画地は、かなりの狭小地。

そこに、ハウスメーカーが提案してくるような、無理やりな狭いワンルームアパートではなく、ファミリータイプの戸建賃貸で、長期入居・安定稼働を狙った案件でした。

完成後、すぐに入居が決まったのですが、その入居者さんが何度も再契約しながら住み続けてくれていることに、正直驚きました。

しかも、家賃は数千円下がったのみで、ほぼ新築時の家賃をキープしている状況。

もちろん、私も戸建賃貸をご提案する際、「長期入居が見込めますよ!」というお話はしますが、実例を目の当たりにすると、本当にうれしくなります。

また、他にも、戸建賃貸の再契約で入居者さんを訪問すると、「ここ、賃貸ですが、オーナーさん売ってくれないですかね?」という話を数回受けたことがあります。

長く住んで気に入っているし、そこらへんの建売住宅よりいい仕様なので、いっそのこと、買って自分の家にしてしまいたい、ということなのですね。

このような話がでてくるのも、大家さんや不動産会社が、ハードとしての賃貸住宅(躯体や設備含め)の価値を維持し、高める努力をしているからこそです。

あわせて、特に今回のような長期入居に至ったのは、ソフト面(大家さん・管理会社の対応やコミュニケーション)に、入居者が満足しているからに他なりません。

最強の空室対策とは、退去させないことである!とはよく言われることですが、本当にこれに勝る空室対策は存在しません。

退去が発生してからの空室対策ももちろん大切ですが、どうしても小手先なものになりがちです。

それだけではなく、日頃から、「退去させないために何かできることはないか?」と自分に問いかけながら過ごしていければと思います!

まとめ:
最強の空室対策は「退去させないこと!」。目先の空室対策だけでなく、長期的視点も忘れないようにしよう!

今回は長期入居と空室対策についてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。