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空室が重なるときのメンタル維持法

2025.05.01

「やっぱりか・・・」

以前コラムでお話しした、いきなり自宅に突撃され、物件を内見してそのまま入居になった外国人さんが夜逃げしました。

以前のコラム⇒ https://www.superfp.com/blog/?p=10789

夜逃げというより、正確には突然退去という感じでしょうか。

いきなりLINEで、居室にカギを置いた写真と部屋の写真が送りつけられてきました。

メッセージは一言、 「引越ししました、社長。ありがとうございました。」

一か月前通知も、短期解約違約金もあったものではありません。

とはいえ、初期費用や家賃自体の取りっぱぐれはなかったので、まあこんなものかなという感じです。

また、幸いなことに、送られてきた写真で部屋の状況を確認する限りでは、大きな残置物もなさそうです。

入居の時から、どうせトラブルになるんだろうなと思っていたので、ショックはありません。

しかし、2回続けて夜逃げが続くと、気分も萎えそうになります。

次こそは優良な入居者さんを獲得できるよう動きたいと思います。

これはシェア物件での出来事でしたが、同時に、他の賃貸物件でも退去の連絡が複数入ってきました。

1件は転勤、2件は持ち家を買ったという退去理由です。

住宅価格やローン金利が上がって、なかなか家が買えなくなっている環境の中、住宅を購入できるような優良な方々に入居いただけて、嬉しいと思います。

一方、空室が4件も重なってしまうので、これはなかなか大変です。

うち2室は、たまたま同じ物件内での退去なので、物件単体では運営の数字がかなり悪化してしまいます。

せっかくなので、リフォームをしっかりして家賃UPさせた部屋と、クリーニング程度で終わらせて、家賃を安価に設定した部屋を作って、反響の差を見てみようかと考え中です。

たまたまであっても、空室が重なるとかなりメンタルがやられてしまいます。

「このまま空室がずっと続いたらどうしよう・・・。」「空室が重なると、ローン返済が厳しいな・・・。」などと、マイナスなことを考えがちです。

こんな時、メンタルを維持するためには考えている暇がないくらい行動するしかないと思っています。

・退去に備えてリフォームプランを考えたり、募集ツールを見直してみる。

・ステージングに使える小物の準備をはじめてみる。

・リフォームを一日でも早く完了させるために、業者さんの確保に動く。

など、退去前からでもできることはたくさんあります。

行動していると、不思議と不安が小さくなっていきます。

音楽を聴いたり、映画をみたり、賃貸経営以外で気を紛らわすこともいいのですが、やはり賃貸経営での不安は、賃貸経営での行動でしかカバーできないのではないかと考えています。

もし空室で不安が取れないというのであれば、試しに行動量を2倍、3倍にしてみて下さいね。

まとめ:
空室がたくさんある時ほど、行動量を増やしてみよう。
不安が小さくなっていきます。

今回は空室時のメンタル維持法についてお伝えしました。 何かの参考にしていただければ幸いです。