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オーナーさんの愛情が詰まった物件、希望通りの価格で即売却となりました

2016.06.02

先日、新築コンサル時より管理を委託いただいていた物件の売買仲介をさせていただきました。

元オーナー様は、本当に愛情をかけて物件を運営されておられ、会社勤めをされながらも週に一度は必ず自分の手で清掃までされていました。

購入希望が何件もあったのですが、

「管理状態がすごく良い!」

と、どなたからも言われました。

もちろん、オーナー様の清掃の他にも、業者による清掃サービスは行っていました。しかし、それ以上に、オーナー様の気持ちが伝わったのではないかと思います。

結果的に、オーナー様の希望通りの価格でトントン拍子に話が進み、決済となったのです。

もちろん、収益物件ですので、気持ちや感情で売買価格が大きく変わることはない、というのは百も承知です。

でも、ほんのちょっとしたことで、早く売買が成立したり、また、同じように物件を愛してくれる新しいオーナー様に巡り合える確率を高めてくれたりもするのではないかと思いました。

新しいオーナー様とも打合せしましたが、

「〇〇さんがこれほどがんばっておられたとは・・・。こりゃ大変だ、がんばらねば!」

とおっしゃっていました。

極論を言えば、物件を買うこと自体は誰にでもできます。でも、その物件で満室経営を続けられるかどうかは、やはりオーナー様の腕次第。

もし、もともとの所有者が手抜きをしていて、荒れ放題の物件を購入できれば、ものすごくラッキーです。

だって、手を入れれば入れるほど、どんどん物件力があがっていくのを体験できますし、 既存入居者さんにも喜んでもらえるからです。どん底の状態であれば、あとは上がるしかないですものね。

ところが、もともとレベルの高い管理がされている場合、状況はかなり違います。

入居者さんは、それまで受けていたサービスのレベルを当然と考えていますので、ちょっとやそっとがんばっても、なかなか新オーナーを認めてくれないことが往々にしてあります。

ですので、そのような場合は、まずは前オーナー様がどのようなサービスを提供していたか、くまなく聞いておきましょう。

それは何も、売買契約書や重要事項説明書の記載事項のことではありません。今回の例で言えば、「毎週、自分で掃除をしていた。」という情報などがこれにあたります。

今回の案件では、さすがに毎週自分で掃除をするのは無理だろうということで、業者さんに依頼している日常清掃の回数を少し増やすよう検討することになりました。

物件購入時こそ、大家さんの腕の見せ所です。

私も今回の案件に携わり、また刺激を受けました。今日からまた、基本に立ち返って大家業、がんばりますっ!

まとめ:
物件購入時こそ、大家力が問われるとき。日頃勉強したことをそこでアウトプットしよう!

今回は、売買仲介に関するエピソードをお話ししました。

何かの参考にしていただけましたら幸いです。