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時には「タダでは帰らない!」という強い気持ちを示す!

2023.03.30

自慢できることではありませんが、私の物件には、滞納者が比較的多くいます。

滞納者というよりも、収入がカツカツ過ぎて、物理的にお金が家賃支払い日にない方々です。

「そんな入居者、そもそも受け入れるなよ・・・。」「早く追い出してしまえよ。」と言われるかもしれません。

でも、私個人は空室にしておくよりは、多少のリスクをとってでも満室状態にしておきたく、家賃の分割払いなどを提案しながら、どうにかこうにか支払ってもらっている入居者も一定数います。

もちろん、貸し倒れで最終的には滞納分を満額支払えず、夜逃げ、という方にも何件も遭っています。

あまりオススメはできませんが、過去の教訓から学んだこととしては、「今月は厳しくて・・・。来月末にまとめて2か月分支払いますので、今月は待ってもらえますか?」というような入居者からの相談については、

  • まるまる一か月分の家賃未納をOKしない

  • 例え少額でも、今月分は今月支払ってもらう

  • こまめに督促する

というのがいいのでは?ということです。

今お金のない人が、来月になって2か月分支払える可能性は、やっぱり限りなく0に近いです。

なので、「例え半月分でもいいので、今月支払える分だけ支払ってもらえますか?」と直球で伝えるのが大切と思います。

ある有名な大家さんの滞納督促法で、これは使える!と思ったトークに、「滞納の回収のために、こうして訪問するのにも、交通費も時間もかかります。なので、何も回収しないでは帰れません。1000円でも、2000円でもいいので、今、この場で支払っていただけますか?」というものがありました。

本当にその通りと思って、私も滞納者への督促に使っています。

滞納などそもそも発生させないために、入居条件として保証会社の審査通過を必須にするのも、もちろん王道でいいと思います。

でも、そのことで入居のハードルがあがって空室が埋まらなければ、元も子もありません。

状況によって使い分けが必要ですよね。

もし、滞納督促や分割払いなどが必要になった場合は、提案の仕方や回収方法を工夫していただきたいと思います。

まとめ:
滞納回収。
「タダでは帰らない」という気持ちを示すのも大切です。

今回は、家賃の分割払い提案や滞納督促法についてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。