繁忙期終盤の退去と入居募集
今年の繁忙期は全く退去の連絡がなく、余裕で終わっていくのかと思いきや、入ってきました、突然の退去連絡。
よりによって、3月末です。
中途半端な時期の入居募集になります。
ただ最近は引っ越しのピークの時期もズレてきているという話もあるので、4月、5月になってもまだ反響はあるのではないかと少し期待しています。
幸いなことに、退去連絡があった物件はそのエリアでは広めな間取りなので、また家賃を数千円UPして募集してみようと画策中です。
今回の退去連絡を受けたのが3月に入ってからのため、家賃自体は4月の初旬まで発生します。
具体的には、4月分の家賃をまるまる一ヶ月頂戴し、無事に退去が完了してから日割りで4月分の家賃を返金する流れです。
地味なことですが、この日割り家賃を一時的に預かれるのは、どうせ返金しないといけないお金でも一定の安心感があります。
優良な方であれば何も問題ないのですが、ごくまれに不良入居者である場合があります。
退去時に、
・お部屋を荒らしまくっている。
・故意、過失の破損箇所が多数ある。
・ゴミを不法投棄している。
・無断でペットを飼っていた。
・喫煙でクロスがヤニだらけ・・・。
などが発覚することがあり、明らかに入居者に責任があるのに一切お金を払うつもりがない、というようなケースです。
最近は敷金をもらわずに、前払いでクリーニング代だけを預かるケースも多いですが、そうなると、大家側には莫大な原状回復工事費の負担がのしかかってきてしまい、経済的に本当にしんどくなってしまいます。
そんな時、日割り分の家賃だけでも「人質」にとれていると、いろいろな交渉にも使えるというものです。
もちろん、「それとこれとは話が違うだろ!」「原状回復工事費は一切負担しないけど、日割り家賃は返せ!」と言われるかもしれませんが、だったらしっかりと原状回復の責任を負ってくださいよ、という話ですものね。
退去の連絡がくると、すぐに原状回復業者さんと打ち合わせをして立ち合いの日時を決めるのですが、この「退去立ち合いの日時を決める」のも超大切です。
引っ越しで荷物が完全になくなったタイミングでの立ち合いを必須にしていますが、なかなか日時が決められず、結果、
原状回復工事が始められない・・・
⇒入居募集が開始できない・・・
⇒機会損失がどんどん増えていく・・・
ということにもなりかねません。
なので、退去連絡がきたら、気が重くなるのはとりあえず置いておいて、一刻も早く次の入居募集を見据えた行動をとることがとても大切です。
嫌な時期の退去・入居募集になりますが、家賃UPできたらより経営が楽になると思って、前向きに頑張りますっ!
まとめ:
退去連絡を受けたらすぐに入居募集を見据えた活動を開始しよう。
機会損失を拡大させない工夫が大事。
今回は退去連絡と入居募集についてお伝えしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
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