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魂の御馳走を賃貸業の糧にする!

2020.10.29

丸6年賃貸にだしていた物件に退去があり、久々に息子と娘を連れて、お部屋を確認してきました。

「久々に・・・。」というのは、この物件、もともと我が家として家族で住んでいたからです。

娘は今年9歳になりますが、ちょうど娘が生まれたのがこの物件でした。

実際に居室に入って、娘に覚えてるかと聞いてみると、全然記憶にないとのこと。

ただ、上の息子はさすがによく覚えていて、階段から落ちて頭をぶつけて穴をあけた壁や走り回った廊下、また、一緒に作ったついたてや下駄箱を見たり触ったりしながら、一緒に当時を懐かしみました。

住みながらリフォームしてきた物件だったので、漆喰を塗ったりもしましたし、棚を作ったり、日曜大工もよくしたものです。

下駄箱などがなかったので自分で作り、それがなかなか雰囲気よくできたので、そのまま賃借人さんに使ってもらっていました。

築44年の戸建なのですが、こだわってリフォームしたため、おかげさまで退去と同時に複数の見学希望者がでてきて、それほど空室期間なく成約させていける物件だと思います。

本コラムでも過去に何度もご紹介していますが、住みながらリフォームして資産価値を上げ、自分はまた別の物件に移り住みながら賃貸する方法を「ヤドカリ投資法」と名付けています。

繰り返しになりますが、これ、超安全な投資法です。

住んでいる間は、自分に対して家賃を払っているようなもので、それが他の借主さんに代わるだけと考えています。

次に移り住んだ家も同じく、現在賃貸しています。

さすがに、息子も娘も引っ越しに慣れてきたようで、「今のおうちは、いつまで住むの?」と聞かれますが、今住んでいる家はかなり気に入っているので、そろそろヤドカリ投資法はおしまいかなと思っています。

さて、その元我が家ですが、子供たちを遊ばせながらポータルサイト用の写真を撮っていたのですが、思わず目頭が熱くなってしまいました。

最近、妙に涙もろくなってしまって、ドラマを見たり、音楽を聴いたり、または子供たちのコミック本(最近の流行りは鬼滅の刃)を読んだりすると、自分のこれまでの不動産投資がフラッシュバックしてきてしまい、一人で勝手に感傷に浸ってしまうのです(><)

先日、毎週開催しているオンライン大家塾で質問を受け付けている際、「不動産投資・大家業で辛かったことはどんなことですか?」と聞かれ、

  • 滞納や夜逃げに遭ったこと。
  • 騒音トラブルで、入居者さんからの板挟みにあったこと。
  • 近隣住民さんに入居している方のゴミ捨てマナーで、大家として怒られたりしたこと。
  • 空室やローン返済が怖くて、胃がキリキリしたこと。
  • 台風で屋根が吹き飛ばされたこと。

などと答えました。

そう、基本的に不動産投資・大家業って日々、辛いことがたくさん、本当に数えきれないぐらい発生してしまいます。

でも、数少ないですが、入居者さんから感謝される瞬間もあります。

  • このお部屋に越してきてから、子供が3人も生まれました!
  • ずっと住み続けたいのですが、このおうちみたいなのを自分で作りたくなって、家を建てました!
  • 死ぬまで住みますので、また次回も更新させてください!

これ、実際に入居者さんから言われたことなのですが、こんなこと言われたら、嬉しくて嬉しくてたまらなくなります。

このような言葉を聞くと、「まだまだ頑張ろう!」と本当にパワーが湧いてきます。

よくビジネスでも、お客様の声を会社に貼ったりしていますよね。

あれ、「魂の御馳走」と言われたりもするようです。

そう、何のために仕事するのか?という問いに対し、お金のため、給料のためとだけになってしまうのは、とっても寂しくて悲しいことです。

もちろんお金は大切だけど、それだけではなく、人から感謝されたり喜ばれたりすること、そんなことも仕事をする意味の一つではないかと思います。

今回は、久々の元我が家に立ってみて感じたことをお伝えしました。

いや~、最近ほんとに涙もろいです(ToT)

まとめ:
トラブル対応やローン返済で、基本的にツラいことが多い不動産投資。でも、入居者さんに喜んでもらえれば、続けている社会的意義は、超大きいです。

今回は、自分の不動産投資・賃貸業を振り返ってみました。

何かの参考にしていただければ幸いです。