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クズ物件とお宝物件の違いを生むものとは?

2019.06.06

投資案件の現地調査をしてきました。

といっても、見てきたのは収益物件ではなく、古家と畑。

だだっ広い土地にポツンと建っている古家にその目の前の畑がセットになった案件です。

でも、物元の業者さんも売れないことがわかっているのか、まったくやる気もなくて、受け答えも、「そんなクズ土地、見に行っても意味ないからやめといたら?」みたいな感じ。

販売図面をみても超適当な図面で、ここからも何年も売れ残っていることがわかります。

そう、基本的に私、川上情報なんてほとんど入手できたためしはなくて、こんな売れ残り物件を、ゆっくりと時間をかけて加工して収益化することに、不動産投資の醍醐味を感じてしまうのです。

そんなクズ土地だからこそ、うまく収益化させることができれば、儲けももちろん大きくなります。

もっとも、ほとんどの場合、収益化させることができませんが、それでも売れ残り物件がどんと値下がりすると、お宝物件に化けることもままあります。

しかし本日の物件、難易度が高すぎて、行った途端にめげそうになりました。

まず、最寄り駅からのアップダウンが激しく物件にたどり着くまでに意気消沈。

続いて、物件にたどり着くと、ひさびさに出会う「ジャングル物件」。

土地自体は不思議と平坦なのですが、これはかなり開墾しないと、建物は建てられなさそう。

さらには、隣地との2メートルの高低差。

でも「崖上」の土地なので、「崖下」よりはまだ難易度が低いのが救いです。

乱暴な言い方をすると、崖下の土地は崖の高さの2倍の距離、崖から離れないと建築ができませんが、崖上の土地は、崖の高さ分離れれば建築できます。

あと、古家の方は「空き家」と表示されていたのに、おばあちゃんが普通に広大な庭の草引きをしていました。

売主様なのか、単なる除草の業者さんなのかはっきりしませんでしたが、少し話してみた感じだと、売主さんっぽい方でした。

いい感じのおばあさんで、どこかのタイミングで大きな指値交渉をするのかと思うと、少し胸が痛みます。

毎度毎度、できるだけ土地の大きな物件を選んでいますが、実際に現地にいくと、「これも確実に融資がでるな・・・。」という実感が持てるので、それだけで気分がよくなります。(^^

いくら収益化させられそうでも、融資がでる見込みがないものには、かかわりたくないですものね。

あとは、当然のごとくに境界がはっきりせず、これは隣地ともめそうな雰囲気をかなり感じました。

中古アパートやマンションだけでなく、建て替えを含めた土地活用法、さらには、ゲストハウスやシェアハウス、グループホーム投資なども組み合わせると、物件の検索方法も、また変わってきます。

私はトランクルーム投資やコインランドリー投資はしていないのですが、このような事業も組み合わせると、検索方法をさらにもう一段広げられるかもしれません。

不動産投資では、知っているかどうかが大きな違いを生むとはよく言いますが、もちろんこれは物件の検索方法でもいえることです。

どんどん経験しながら、また同時に教科書的な知識も蓄えながら、物件を探していきましょう。

同じ物件でも、数年後に再確認したら実はお宝物件だった、ということは、普通に起こりえます。

偏見だけで物件をみずに、ぜひいろいろな角度から検索してみましょう!

まとめ:
ある人には「クズ物件」でも、別の人には「お宝物件」ということもあり得ます。

今回は、物件の検索方法や現地調査についてお伝えしました。

何かの参考にしていただければ幸いです。